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相川動物医療センター Veterinary Surgical Service

犬の椎間板ヘルニア:予防的造窓術の効果について

 犬の椎間板ヘルニアは手遅れにならない状態で手術をすれば97~98%の症例で歩行機能回復を期待できます。しかしながら、椎間板ヘルニアの手術時に予防的造窓術(Prophylactic Fenestration :PF)を実施しないと、回復しても数カ月~数年後に椎間板ヘルニア再発が頻繁に起こることが深刻な問題となっています。欧米の獣医神経外科専門医の間ではPFの再発予防効果が認識されながらも、それを科学的に評価し、実効性と安全性を証明した強力な研究報告が無かった為に、その是非について長い間、議論が交わされてきました。
 このテーマを検証するために椎間板ヘルニア手術時にPFを実施した約900症例(2000~2007年)を基に十年間にわたる予後調査を実施し、PFが椎間板ヘルニアの再発予防に極めて効果的で安全な手術法である事を証明し、国内外に発表しました。この研究成果は欧米の獣医神経外科専門医に大きな反響を与え、獣医外科学の最高権威である米国のVeterinary Surgery誌に掲載されました。( Vet Surg. 2012 Mar 1 )
 ミニチュアダックスフント、フレンチブルドッグ、ビーグル、ウエルシュコーギー等の軟骨異栄養性犬種において、椎間板ヘルニアが好発する胸腰部椎間板(5-6ヶ所)に対して、椎間板ヘルニアの原因となる病的な変性髄核を取り除くPFを実施すると、その椎間板にはヘルニア再発が起こりにくくなります。PF手技に伴う合併症などについて様々な危険性が心配されていましたが、本研究では合併症はほとんど見られず、経験を積んだ小動物外科専門医により安全に治療を受けられます。これまで相川動物医療センターでは多くの獣医師が本手技を習得する為の研修を受けてきました。
本研究内容の一部はきたる、2012年6月23日 WJVF 大阪、及び2012年7月7日 欧州獣医外科専門医協会学会 バルセロナ スペインにて講演されます。

最近の活動
2012.7 ECVS 21st Annual Scientific Meeting
2011.11 2011ACVS VETERINARY SYMPOSIUM 口頭発表 相川
2011.11 2011ACVS VETERINARY SYMPOSIUM ポスター発表2題 柴田

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小動物の医療は現在もめざましい進歩を続けています。その多くは世界の獣医師に最も高い評価を受けている米国の専門医達により、開発され臨床応用されてきました。

今まで治すことができなかった多くの病気も、最先端の小動物医療を駆使することによって治療の可能性が生まれることもあります。
獣医学機関紙を通じての情報公開、獣医学会での講演活動、各動物病院からの手術委託症例の治療を通じて、病気に苦しむ日本のペット達に最善の治療を提供することが私の目標です。

相川 武(日本小動物外科専門医)
Email: taikawa@wb3.so-net.ne.jp

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Last Update: 2012.05.21


【所在地】 東京都新宿区西落合4-3-1
【電話】 03-5988-7888 
【最寄駅】 落合南長崎駅(都営地下鉄・大江戸線)・東長崎駅(西武池袋線) 
【業 種】 獣医・動物病院
【病院長】 獣医師 相川 武
【専 門】 犬・猫