第2回



今月のPIC UP FLOWER

NEROLI
香りを愛する一人の愛すべき女性からついた名を持つ精油
ネロリそのものの女性、アンナ・マリア


アブソリュートで抽出したビター・オレンジの花の精油は、ネロリと呼ばれ収油率は大変低く、1kg100万円前後もするといわれている高価な精油の一つです。
 

この精油の名前の由来になった17世紀の人、ネロラ殿下の婦人、アンナ・マリアはこの精油をイタリアの社交界に紹介した女性だといわれています。
彼女はこの香りをこころから愛していて、自分の手袋、便箋、レース、リボン、とにかくあらゆる物に染み込ませ、もちろん入浴のお湯もそれで香り付けしたといわれています。
 
彼女の周りの高貴な紳士、淑女たちもまたその香りに夢中になり、
やがてオレンジの花の香りで身を包むのがモードにさえなったのです。
人々はこの”匂いたつ誘惑”を珍重し、オレンジの花の精油に彼女の名を冠し、ネロリと名づけたのです。
 

アロマテラピーに使われている精油はたくさんあるけれど、女性の名前のついているものなんて、この精油だけですよね。
アンナ・マリアという女性はいったいどんな人だったのでしょう。
 

ネロリの香りを皆さんはご存知でしょうか。
たくさんある精油の中でも、本当に言葉では表現できないような香り、微妙な甘さのある、とても繊細で高貴な趣のある、それでいて清純さと知的さを感じさせる不思議な香りなんです。
 
 
香りの名前のつくほどの人、きっとこの不思議な香りが誰よりも似合うほどの素敵な人だったのでしょう。
高貴な紳士たちにも影響力を持ったことから、彼女はきっと美しい人だったのだろうと思われるし、女性たちにも影響を与えたことから彼女は人間的にも魅力のあった人だったのだろうということも伺えます。
そして、この香りをとても情熱を持って愛し、そしてきっと彼女自身が周りの人々に愛されていたのだろうと思います。
彼女が使うからこそ、美しい香りはもっと美しく人の心に響いたのだと思います。
 
 
香りの装いが上手で、センスがよく、美しく、情熱的で魅力にあふれた女性・・・
香りの世界に魅せられた私としてはアンナ・マリアに憧れずにはいられません。
ネロリの香りを使った香水を手作りしてアンナ・マリアになりきってみたい私です。



アロマテラピーのネロリ
MIND
ヒステリーやショック状態を鎮めてくれます。
うつ状態やストレスを減少させます。
リラックスさせ、平和で幸福な気持ちにさせます。
BODY
不眠症に効果があります。
性的な障害に役立ちます。
生理に関する障害や更年期の障害に有効です。
BEAUTY
新陳代謝を助けます。しみ。
肌の弾力を回復する効果があるので、老化した肌に有効です。しわ。
乾燥肌、敏感肌にも最適で、トラブルを改善して暮れます。
毛細血管の破れ、傷跡などを修復する働きがあります。
妊娠線を予防します。妊娠中でも安心して使用出来ます。
KICCOのコメント
ネロリの香りの思い出


 
今年の夏、
17年飼ってた愛するらぶ(愛犬)が死んだとき
私はすっかりまいっていました。
誰の慰めも私の心には響かずに、
あの子が突然いなくなってしまったやりきれない現実に
まったくなじめずにいたのです。
 

犬と人間がここまで仲良くなれるの?って自分でも思うくらい
私はらぶと親友のようだったから・・・
何回神様に、私をらぶと逢わせてくれてどうもありがとうって
感謝したことか知れません。(本当に)
 

そんな悲しい時、ネロリの香りをちょっと使ってみようと思って
アロマポットにその高価な香りを一滴落としたのです。
(高いオイルだからめったに使っていなかったのです)
 

するとなんともいえないやさしい空間が広がるように思いました。
やさしい、やさしい空気が私の体を包んで、
そしてそれは私の心の中のぽっかりとあいた穴の部分を
やさしくうずめていくような感じがしました。
 

よく本に書いている、
身近な人の死に直面したときにその悲しみを癒してくれる香り・・・
とかって具体的な例として示されてることがあるけれど、
あれはこれだったんだと思いました。
 

私はらぶが死んで一生懸命その悲しみを止めようとしていたけれど、
ネロリが私の心に入ってきたとき
私はもうこの悲しみを止めなくっていいんだって、
私は、とても悲しい事実に直面したんだから
誰よりも今悲しんでいいんだって、
それを、許されたような気がしたんです。
 

そして私は思いっきり泣いて、もう涙が出なくなるまで泣いて、
心のすべてから、まったく少しも抑制をなくした状態で泣いて、
らぶがいなくなったことを思いっきり悲しんで、
そして私は悲しみに決着をつけたのです・・・
 

こうしてこの文章をキーボードで打ってる、
この瞬間もやっぱりらぶを思うと涙が出そうになるんだけど、
そんな時はいつも泣く事にしている私です。
涙は流すためにあるから、これを全部流しちゃうことで
人はかなり癒されるんだと思う。
 



 
でも、ネロリはいったい私に何をしたのでしょう。
調べてみると、
(スザンネ・フィッチャー・リチー著「天の香り」より)
ネロリ精油は、出口がないように思える状況に力を与えてくれるので、
精神的に消耗しているときに支えとなる
また、
ネロリは心の奥深くまでしみとおり、
長い危機的状態の後で敏感になっている人のオーラを強めて、
保護膜のようなもので包む働きがある
とありました。
 

よかったら、らぶちゃんを見てやってください。
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