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福井弁マニュアル
芦原温泉(あわら温泉)は明治16年農民が田んぼの中で灌漑用の井戸を掘ったところ温泉が湧き出したのが始まりである。 当時の様子を方言そのままで実況します。参考までにここも

「お〜い、いくぞお」
「いまいくぞお、ちょっこし待っててくんねま
「おおきにの」
きんののほんのけのあんばえはどんなもんやろの」
「ほんにしても今年の夏はひっでえ暑いの」
ほやとこと、さあいこさ」
「たこのほんのけぁ、きんの二・三間程掘ってきっと出るとゆうたんにゃがの」
「さあ来たざあ、どんなんなってっかの」
「いっぺん詰めたもん抜いてみさっさいま
ほやの〜
「水のあんべどんなんなってっかの」
「おんさん、ちょっこしおかしいざあ」
「なんにゃの」
つべとないざあ、ぬくいがの、なんにゃろの」
ねぶってみさっしゃいま」
「ちょっこしくどいわの、あらだんだん水がこぼれてくっざ」
「あら〜ほんとにぬくいの〜、ほんでくどいがし」
「こんなんにゃと田んぼ腐ってまうがし」
ひっでえの〜、どうしたもんやろ」
「おんさん、こりゃ湯でねんやろか」
「田んぼで湯が出るってほんな事ねえわの」
「ほやけど湯かも知らんざ」
「だんだん田んぼがしろ〜なってきたざ」
「だれかいっぺん呼んできねま
「ほんな行ってくるわの」
はよ、しねま
      ・

      ・
「おめら、こりゃ湯やざ、
ひっでえこっちゃやざ、こんなとこで湯がの」
「どういうこっちゃろか」
「こっでこの田んぼもうあかんわの」
「ちょっこししかねえ田んぼが米がとれんのであ、ほんなことあっかの」
「いっぺみてこさ」
      ・

      ・
「これは湯やわの、ぬるいけどつかると気持ちいいやろの」
「足いっぺつけて
みねま
なんた気持ちいいにゃろか、おもいでな

てんぽな事がおこったんにゃってのう、
うらきんの隣りがいちのおんさんから聞いたんにゃけど、
あの米のちょっこししかでけん田んぼから湯が出たっちゅうこってないけの、
なんども二・三間やら竹を
ちっくりさしたら、湯が出たんにゃと、
ほしたらみんながよってたかって田んぼのあっちこっちを

竹でちっくりまわしたんにゃけど
も〜う出んのやと、
がてんいかんの〜、

あこだけなんにゃろのってみんなゆうんにゃけど、
すかんとわからんのやし、うちのおっからは、あの田んぼのとこだけ
べとの裏が燃えるちゅう事ねえと思うんにゃけど、もっしぇえの〜
前のちのあんさも
うらもいっぺ掘ったろかとゆうてたけど、
ざいごてんこな事が起こったのお、
ほやけど湯が出たのはいいんにゃけど、もう米とれんざ、
ほすっと百姓どうなるんかの、湯が出たって米がとれんと
ものごいしの〜、
普段は寂しいとこやけど人が
よけえ来てどんなんなるんかのお、
おとろしんたなうれしいんたな、けったいなこっちゃ、
米がでけんのは
てけねえけど、てけねえのが湯につかるとすかんとするとなっと、
すかんとした方がいんかもしれんし、しゃばも
てんこな事が起こったもんやの、
うらもいっぺ見てこう、そんなに心配せんでも
だんねざ
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湯が出たんにゃわの!