| 「あの子を探して」 1999年/中国/106分 監督・チャン・イーモウ 出演・ウェイ・ミンジ/チャン・ホエクー/カオ・エンマン |
| DVDで鑑賞。(2004/4/29) 中国の僻地の村にある小学校。 1ヶ月間の代用教員としてわずか13歳の少女ウェイがやって来た。 やんちゃ盛りの生徒達と悪戦苦闘の毎日だったが、ある日生徒の一人ホエクーが家の借金を返すために街へ出稼ぎに連れて行かれてしまう。 前任のカオ先生との「一人もやめさせなかったら報奨金をやる」との約束もあり、ウェイはホエクーを探しに街に出る,,,,。 一人としてプロの俳優を使っていないという本作。 中心人物の一人であるウェイが初めて登場した時は、正直言ってびっくりした。 素朴を通り越してなんというか,,,,おかめちゃん? だけどだんだんかわいく見えてくるんだから、あら不思議。 前半、子ども達と関係がうまくいっていない時は、目を覆いたくなるほどの傲慢オーラをビリビリ出していたウェイだけど、ホエクーがいなくなってしまってからの全員の団結力、すごい。 テレビ局で「なぜホエクーを探したいの?」(だっけ)との問いに緊張のあまり言葉に詰まってしまうウェイ先生。 それは映画を観ながらずっと私も感じていた疑問だった。 ドキドキしながらウェイ先生の答えを待ってはみたが、なんと沈黙。 最後まで観てみて、ようやく何となくわかった気がした。 (カオ先生からもらえるはずの)お金の為ももちろんある。カオ先生との約束もある。村長に言い出した手前、引くに引けなくなってしまった意地もある。小学校で待っている子ども達のことも。 そしてやっぱりやんちゃで手のつけられないホエクーにとにかく会いたいのだ。 全てを含めての沈黙。そして涙。 ああ。いい。素朴だ。 素朴といえば子ども達。 もうもうと立ち上る土埃に汚れてすすけた顔で、それでもどの子もどの子も瞳のなんと綺麗なこと。 一番ちっちゃい女の子の表情がとにかくいい。最後黒板に書いた字(?)もサイコー。 ラスト数分間はただただ涙。 ■■■総合評価 10点■■■ |