「妖怪大戦争」  2005年/日本/124分
   監督・三池崇史
   出演・神木隆之介/豊川悦司/近藤正臣/栗山千明/岡村隆史/阿部サダヲ
劇場で鑑賞。(2005/8/21)
泣き虫でいじめられっ子の少年タダシ(神木隆之介)は、神社のお祭りでその年の麒麟送子(世界を平和に導く正義の味方)に選ばれる。それからというもの妖怪の姿が見えるようになり、不思議な出来事に巻き込まれていくタダシ。
一方、世界の壊滅を目論む魔人・加藤保憲(豊川悦司)は、壊れて人間に捨てられた機械と妖怪を大怨霊ヨモツモノの力で掛け合わせ、「機怪」としてあやつっていた。人類の滅亡という暗い野望に燃え。
大切な友だちになった妖怪を救うため、タダシは伝説の宝剣を手に、仲間の妖怪達とともに立ち上がる。

始まり方はなんともおどろおどろしい場面が多く、ワガハイ軽く後悔したなり。
なぜってコワイのが苦手だからさ。
だがしかし、神木隆之介君だ。なんであんなにいじらしいんだ。
カッパ(阿部サダヲ)に脅かされて「キャーーーッ」って(笑)。
びっくりして「キャーーッ」と叫ぶ男子は現実には見たことないなぁ。なんかもうかわいくてかわいらしくていじらしくてあのあれだ。なんかこの涙を手の甲でぐいと拭いてギュッと前を向いているのが似合う、そんな健気な隆之介君だ。
着替えシーンはちょっとアレでしょう。私は大丈夫だけど、大丈夫じゃない人もいるでしょう。んー。まあいいか。てへっ。
ストーリー的にはあらすじどおりです。結末はビックリだったけど。
見終わってすぐの時は、「お笑いとシリアスのバランスが悪い」とか「出すには出したがそれぞれ出しっぱなしで掘り下げも少なく消化不良のカタログ映画か」とか思ったんだけど、一晩たってつらつら考えるに、印象的な絵も多く、心に引っかかって残る名セリフもたくさんあった。
なによりアギ(栗山千明)のあの年にしてあり得ない色気だ。
魔人加藤を愛するあまり盲目になっていく女の脆弱さと爛熟を、瞳の揺らぎ方で表現するのです。うっ。おばちゃん鼻血鼻血。トントントン。
トヨエツもかっちょいい。嶋田久作の加藤を見ていないので比べることはできないのですが、なんかねえ、すっごくクールなのよ。綺麗なのよ。最後の方で「バッ」と両手を広げた後ろ姿が美しくて美しくてさあ。もっともっと悪事を働いてくれればよかったのになぁ。ちょっともったいなかったなぁ。
うん。でも楽しかった。ドキドキする夏休みの夢をみた気持ち。

総合評価 7点