「花」 2003.3.17
     
     育てていた花がひらくと
     うれしいのはなぜだろう
     たかだか一輪のちっぽけな花
     それでも昨日まで固く閉ざされていた
     そのつぼみが
     ポッとひらいただけで
     この言いようのない幸福感

     それは言ってみれば
     原始のヒトからの遺伝子の名残
     花が咲く
     実がつく
     種となり また再び芽をふく

     生命の夢の確かさが
     小さなこの白い花にも
     息づいている