「一条の煙」 2003.7.30

お山に霧雨が降って
まだ肌寒い7月の朝の空に
君は一条の煙となって
ゆっくり
ゆっくりと
のぼっていくのでした

お山を越えて
雲を抜けて
君のいのちは
散らばったり
またくっついたりしながら

小さな僕たちは
雨に濡れたまま
君の煙を
ただいつまでも
見上げていたのでした






omake