「憧憬」 1990.春

          時計をもたずに
          旅に出よう
          歩きやすい靴をはいて
     鉛筆と
     ノートと
     一冊の文庫本をカバンに入れて
     ラングストン・ヒューズを口ずさみながら
     旅に出よう

     夜になったら
     スピカにキスをしよう
     そして
     この星の上の 全てのやさしい異邦人を
     祝福しよう