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重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

 昨年『野良猫から人にSFTSが感染し50代の女性が死亡』との報道がありました。厚労大臣の記者会見をご覧になって不安になった方もいらっしゃると思います。

 STFSとは、近年我が国ではダニから人への感染症で知られ、南日本から三重県まで患者様が報告されています。人の他に、野生動物や犬猫でも感染が確認されています。しかし、多くが不顕性感染といって、感染はするが症状は出ないというレベルにとどまり、ダニ以外から人への感染が疑われた例は今回をのぞいてありません。今回の例も『野良猫から感染したと思われる』とのことでネコからの感染は疑いです。
 加えて、室内のみで飼育されているペットにはダニとの接触がないため感染せず、『感染動物であっても症状が出ていなければ他に感染させることはない』といわれています。
全国の動物病院では、調子の悪いネコによるスタッフへの咬傷事故は残念ながらよく見られますが、もちろん病院関係者への感染例もこれまで一例もありません。
 正しい知識を持ち警戒することは必要ですが過剰に心配されることはないとおもわれます。

愛知県の現状

 SFTSウイルスを持ったダニもしくは野生動物が発見されたのは下記の地図に示したとおりです。愛知県では見つかっていませんが近隣の県で発見されているため存在すると思った方がいいと思います。近隣で人への感染は三重県で6例報告されています。名古屋の飼主様が直ちに感染する可能性は低いと思います。しかしながら時間がたてば危険度は増す可能性は充分ございますので基礎知識と予防法は知っておかれた方がいいと思います。

  • 緑の多いところで散歩もしくは遊ぶイヌにはダニの予防をしましょう。ドッグランなど複数の犬と接触する場合も予防をしましょう。あまり散歩に行かず、行ってもアスファルトの上を歩く程度であればダニの予防は必須ではないでしょう。(ダニ:予防はスポット・内服など。当院にお問い合わせください。)
  • ネコは、外に出さないで室内で飼いましょう。どうしても出てしまう子にはダニの予防をしましょう。
  • 衰弱して倒れているネコを見つけてもむやみに触らない様にしましょう。
  • SFTSの感染で犠牲になられる方の8割は60歳以上の高齢者の方です。ご家族に該当者がいらっしゃる場合は念のためダニの予防は必要かもしれません。
  • 犬猫からの感染よりもアウトドアなどにお出かけになったとき直接マダニが人に寄生する可能性の方が圧倒的に高いと思われます。

詳しくお知りになりたい方は厚労省のHPもご覧ください。

厚生労働省のQ&A

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html