(1)
僕が大学2年の時に新入生としてサークルに入ってきたアカリに惚れた。彼女は高
校時代からロングヘア一辺倒だったという髪は、大学生らしくウェーブがかかってい
た。サークルの新歓ではそのパーマ頭が話題になるほど顔とウェーブが似合っていな
かった。本人いわく高校時代は厳しくて髪はいじれなかった反動で大学になったらい
じりはじめたという事であったのだが、髪型の話を通して私は仲良くなり、ついに彼
女と付合う事になったのである。
それからというものカラーはしないのだが、パーマを定期定期にかけたロングヘア
を彼女は続けていた。夏名度はアップにしているのだが、肩を組んでも抱いても背中
から首筋が汗っかきだった。個人的趣味もあいまって、少し髪を短くする提案をした。
「ゴージャスなのもいいけど、短いのも似合うと思うよ」
「そうかな、そろそろこの長さにも飽きて来たしなあ」
「そうそう、短いアカリも見てみたい気がするなあ」
「じゃあ、バッサリ切っちゃおうかな」
いいぞ俺! その調子でうまく誘導しちまえ! という流れで彼女は背中まであるウェ
ーブヘアを肩上くらいのミディアムまでバッサリ切って私の前に現れた。陶然似合う
似合うの誉めまくり。
夏も終わる頃、僕は彼女と結ばれた。付き合い出して半年だったがなぜか彼女は「
夏休み終わるまで待って」という。僕も素直な好青年だったので、彼女を無理には抱
かなかった。しかしその日を無事に迎え、彼女の初体験は自分である事も判明した。
エッチに嫌悪感を持つ最悪女にはすまいと、自分気持ち良さは二の次にし彼女を喜ば
す事を最優先にし心身共に尽くした。損をして得をとれ!のごとくである。
そんな調子で自己中ではなく、節度ある彼女中心の付合いをし始めると、彼女は一
気に僕色に染まってきた。ファッションも手料理も聴く音楽も映画も、僕の好みに合
わせたというか感化されているのが徐々にわかってきた。もうひといきだ。ここが正
念場、あせってはすべてが」台なしになってしまう。
(2)
「アカリの首が見たいなあ」
「いいよ見て」
「そうじゃなくて、いつも見ていたい」
「なんで?」
「おまえのうなじって奇麗なんだもん」
「そうなの」
おだて作戦の開始だ。肩上くらいのミディアムをして半年。そろそろ第2段階に移行
すべき時期だ。彼女とのエッチもマンネリ化する事はなく、つねに新鮮な感覚を保っ
ていた。テクニックや体位はもちろんの事、最中の言葉も100や200のほめ言葉を使っっ
ていた。彼女の体は次第に熟れていき、本人もどこが気持ちいいとかこうしてとか言
えるまで開発が進んでいた。彼女のおま○こは私のチ○ポにジャストする、【形状記
憶おま○こ】と進化していた。彼女はエッチを自分から催促するまで性欲にも正直に
なりテクニックも格段に成長をとげた。
「エッチしてておもうんだけど、もっと奇麗なうなじを見ながらしたいなあ」
「なに? 君彦ってフェチなの?」
「そうかもしんない。うなじフェチ」
「そうなんだ。じゃあ、エッチの時は髪をアップにしていたほうがいいの?」
「そうじゃないんだ。刈り上げて欲しい」
「えー刈り上げ! なんで〜」
「刈り上げショートも似合うと思うし、髪が重たいから部分的に刈り上げたほうがい
いよ」
「そうなんだ。刈り上げたらもっと君くん萌えてくれる?」
「ああ、っそりゃもちろん」
「じゃあ、刈り上げたらもっとエッチしてくれる?」
「本当にやったらね」
彼女にはバリバリの髪フェチな事はばれずにすんだ。おっぱい星人等と同格のうな
じ星人級で事なきを得た。この調子なら彼女は確実に刈り上げるだろう。ふふふ、髪
フェチ女を探すより一般女を刈り上げさせるほうが時間はかかるが確実ってことだ。
こんど髪フェチサイトのあまちゃんマニアに教えをこうてやろう。
「君くん、なんて注文すればいいの?」
「何が?」
「いまから美容室行ってくる」
「ああ、そう。じゃあ、耳隠れるくらいのボブにしてくれって言って。」
「それで?」
「後ろと横はツーブロックの短い刈上げにして下さいって言えばいいよ」
「分かった、行ってくるね」
「ああ、絶対もっとかわいくなるって、がんばれよ」
彼女は僕を残して美容室に向かった。帰ってきたらたっぷりかわいがってあげようで
はないか。
(3)
「今日はどうしますか?」
「耳にかかるくらいのボブにして下さい」
「後ろはどうしますか?」
「後ろと横はツーブロックで刈り上げて下さい。」
「いいんですか刈り上げちゃって」
「変ですか?」
「いえ、かわいいと思いますよ。でははじめますね。」
美容室では、しつこいくらいにバリカンの音が響き、一人の女性が横と後ろをすっき
り刈り上げられカットクロスに無数の細かい髪を散らばせていた。
彼女が帰ってきたらすぐにエッチを出来る様にふとんを引きシャワーをあび部屋を
暗くして帰宅を待っていた。彼女が出ていってから一時間半程度で電話が入った。
「今晩何食べたい?」
「なんでもいいから早く帰ってきなよ」
「じゃあ、適当に買って帰るね」
「ちゃんと刈った?」
「何か買うものあるの?」
「その買ったじゃなくて刈り上げたかって事」
「うん、ちゃんと刈り上げたよ」
「よし、電気消してまってるから帰ってきたらすぐにしよう」
「何言ってるの?」
「いいからあとでな」
電話を切ってから彼女は帰ってきた。真っ暗な部屋から手招きして押し倒し服を脱が
せた。
前技もそこそこに結合した。彼女を上にしたのはうなじを触るためである。
「いい感じじゃん」
「そう、暗くて見えないくせに」
「手触りでわかるよ」
「うう〜ん、いつもより大きい〜奥にあたる。。。。」
「どうやって注文してどうやって切られたの?」
「えっとねえん、耳くらいのボブで横と後ろ刈り上げてっていったの〜うふん」
「それでどうなったの?」
「最初ねバリカンでブイィ〜ンって刈り上げられたの。クチュクチュ」
「気持ちよかった?」
「うん、これ気持ちいい! まだ話さなきゃだめ? これ、これ〜っ」
「もっと聞かせて!」
「その後ハサミで刈り上げられて最後上の髪を揃えたの! もう終わり! イキそう
あたし〜!」
「おれもいきそう!」
二人は珍しく揃ってフィニッシュを決めた。これほど愛する二人にとって幸せな事は
ない。いままでは彼がが彼女をいかせる事ばかりだったが、二人ははじめて同時に快
感を覚えたのである。
(4)
それ以降、彼女は定期的に刈り上げをしている。たまに街中で女性雑誌編集者など
に髪型がかわいいと取材をうけ数回街中髪型ファイル的なコーナーに掲載された事も
ある。それなりに本人も気にいっているし、アドバイスした彼も得意気だった。本来
のフェチとしてのアドバイスがばれていない点をのぞけば御の字であった。
彼は彼女が髪を切った直後はエッチも激しい事を理解しているようで、彼が部屋に
泊まりにくる前に美容院にいく事が多くなったという。また風呂も一緒に入り、定期
的に彼女のうなじを奇麗に保つために剃っているという事だ。いつまでも髪フェチが
ばれないように幸せに暮らしてもらいたいものである。
----------------------------------------------------------
Das Ende
■感想は「帝國所属機関内>HF小説組合掲示板」までお願いします。
http://mbspro11.uic.to/user/hfsakka.html