平成13年6月8日 文教委員会質問原稿 自民党 勝木

日本組織委員会から要望された1億円の財政支援について



 これまでに札幌市がワールドカップのために支出したお金は、かなりの額になる。計算の仕方が難しいが、札幌ドームの建設費を含めると数百億単位になってしまう。それだけに、
 「いまさら1億円くらいいいだろう」
という考え方もあるかもしれないが、どうも面白くない。

 そもそも、札幌市が開催地に立候補した際には、経済効果やら札幌市の知名度アップの面やらに大きな期待があり、なによりも、大会の盛り上がりを札幌市民が共有できるという目算があった。
 しかし、韓国に試合の半分を持って行かれ、札幌市の試合は3試合のみとなってしまった。
 そして、昨年公表された試合配分によると、札幌市に来る試合は大会しょっぱなの予選リーグの3試合のみで、決勝リーグの試合がひとつも来ない。
 韓国の釜山も予選リーグのみの3試合だが、そのかわり、韓国チームの試合が来る。今回のJAWOC(日本組織委員会)の決定には、開催地に対する配慮に欠ける面があったとも思われる。

 とにかく、一連の経緯の中で、札幌市が大会の開催地として立候補した当初の目算は、大きくはずれて来ているのではないかと思われる。

 問題は、日本サッカーを取りまとめている組織の国際的な評価や政治力がきわめて低いということと、開催地に対する態度に傲慢さがあるということである。
 国際サッカー連盟(FIFA)になめられていて、おいしいところを取り上げられてしまい、そのしわ寄せを開催地に押しつけたのが今回の1億円ではないのかとも考えられる。

 先般、JAWOCが見直した収支計画には、よくわからない点が多すぎる。収支の全体は27億円の減になっているが、これは予備費を縮小しただけで、予備費以外のトータルでは、23億の増となっている。
 なんだか胡散臭い収支計画である。

 そこで、1点目の質問。
 今回の財政支援を決断した理由について、
 本市としては、日本組織委員会から示された全体収支計画をどのように評価しているのか?
 また、どのようにして、その1億円の財政支援を決断されたのか?

 2点目。
 そもそも、当初の収支計画はかなり雑なものであったと言われている。
 見直された収支計画における大会サポート費の中の輸送経費などは65億円の増となっているが、これはいったいどういうことだったのか?

 3点目。
 収支決算の公表について、
 前回のフランス大会では、最終収支が公表されていないと聴いているが、日本組織委員会はどうなのか?
 開催地自治体としては出えん金を拠出しているわけで、決算報告を受ける権利もあると思われるし、決算報告も出さないところには、とてもさらなる支援金を出すことにはならないと思う。
 日本大会の収支決算報告が公表されるのかどうか確認したい。

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