H10年3定決算特別委員会質問原稿 教育委員会 学校教育部

 えー、私からは、学校給食に使用する食材について、お伺いいたします。
 皆様すでにお忘れのことと思いますが、昨年の3定では、私も代表質問というやつをやらせていただきまして、その中で、
 「本市の学校給食において、今後、有機・無農薬、または、低農薬の野菜をさらに拡大して導入していく考えはあるのかどうか」
 とお伺いいたしました。その際、ありがたいことに、当時の教育長をなされておられた千葉助役の方からは、
 「減農薬のニンジン等を新たに購入したい」
 という答弁をいただきました。
 早いもので、その答弁をいただいてから1年がたちますが、この間、その減農薬のニンジンがどの程度使用されたのかお伺いしたいと思います。また、ニンジンに限らず、その他の有機栽培の食材、無農薬栽培の食材、減農薬栽培の食材についても、その使用量や、その使用量の比率、その産地などについてお伺いしたいと思います。

再質問

 ただ今の答弁によりますと、本市では、減農薬栽培のものはけっこうな量が導入されているものの、有機・無農薬栽培の食材は使用されていないとのことでした。
 本市は、食材の残留農薬に関しては、国の定める安全基準に基づいて厳密な検査を行っており、ここに手抜かりが生じるようなことはないと信じていますが、しかし、問題なのはその安全基準値、すなわち、農薬の残留基準値についてです。
 わが国では、基準値の上限まで農薬が残留する農産物を一生涯摂取し続けたとしても、安全性に問題はないとしておりますが、しかし、その残留基準のなかには、国際基準であるコーデックス委員会の基準と異なっている部分もあり、基準値の設定については、それが常に最新の情報をもとにしているとは限りません。
 最近の子どもたちによく見られる多種多様なアレルギー症や、アトピーなどが農薬のせいであることは証明されておりませんが、一部の研究者たちは、なんらかの因果関係を示唆しております。
 また、環境ホルモンなどの人口的な化学部質が、最近の子どもたちの異常行動、不登校やリンチ事件などに代表されるような異常な行動を誘発しているという説も広がりはじめており、化学肥料や農薬との関連が取り沙汰されるようになるのも時間の問題であると思われます。
 今さら言うまでもないことですが、発育段階にある児童生徒を対象とする学校給食においては、より一層、安全で良質な食材を使用することが望ましいわけで、本市の学校給食関係者の努力については、大いに高く評価するものですが、できることなら、より一層の出血サービス(笑い)をお願いしたいところです。
 先ほどの答弁によりますと、本市が購入している減農薬農産物の産地については、富良野、余市、篠路、藤野などがあげられておりましたが、道内には、北竜町や名寄市等のように、町を上げて積極的に有機・無農薬栽培に取り組んでいるところがあります。ただ、それらの地域の取り組みも、そういう商品を安定的に大量に消費してくれるところがなくて、段々と先細りになりつつあると聞きます。
 そこで、質問いたしますが、今後、このような産地と直接交渉して、有機・無農薬の農産物や減農薬の農産物の購入先を拡大するお考えはないのかお伺いしたいと思います。

 次に、その無農薬や減農薬の食材の供給が追い付かない部分についてお伺いします。
 聞くところによれば、北海道は気候が寒冷で湿度が低いため、病害虫の発生が少なく、その分、通常の農産物においても他の都府県と比べて農薬の使用回数が少ないということです。
 子どもたちにとっては、その農薬のことばかりではなく、身近な道内産の食材を口にすることで、地元の農業についての関心を深めることにもつながると思われますし、これが生産者に対する感謝の気持ちに発展してくれることも期待できると思います。
 そこで、無農薬や減農薬の食材の供給が追い付かない部分においては、極力道内産の農産物を使用するべきと考えるわけですが、本市の学校給食のなかで、道内産の農産物がどの程度使用されているのか、その状況についてもお伺いしたいと思います。
 また、生の材料だけでなく、加工食品、例えば、フレンチポテトなどは子どもたちからは大変に人気が高いメニューであると聞いておりますが、この原材料のばれいしょにも道内産がよろしかろうと思われます。この手の加工食品の原材料としては、道内産のものを使用しているのか、その取り組み状況も併せてお伺いしたいと思います。

要望

 えー、1年前の代質に対する答弁よりも、かなり前進した答弁をいただきまして、うれしい限りです。
 ご承知のように、札幌市というのは、その成り立ちからして中央官庁の庇護に依存したものであり、そのあまえの風土は今日に至ってますます増長しており、そのために、これといった地場産業も育たず、せっかく立ち上げたコンサドーレも今や風前の灯火です。

 まったく情けない限りでありますが、しかし、この地には、他の都府県にはないおおらかさがあり、子育て環境としては、かなりの国内競争力を秘めていると思われます。
 この美点を活かして、教育環境を充実させていけば、道外の優秀な人材を呼び寄せる呼び水となることは確実ですし、また、札幌市民が自力で胸を張れるようになるためには、たくましい自立の精神を持った人材を育成していく以外に路はないわけで、そういう意味からも、教育環境の充実には全力を尽くさねばならないでしょう。
 そして、そのためにも、学校給食の充実は大きな課題であり、子どもたちの血肉となる食材の改善には、今後とも前向きに頑張っていただきたいと強く要望いたしまして、有機・無農薬栽培の野菜なども少しづつでも導入していっていただきたいと改めて要望いたしまして私の質問を終わります。

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