H10年1定 予算特別委員会 3月13日 質問原稿

瀋陽との国際定期便航空路線の開設について

 それでは、新千歳空港と中国の瀋陽との間に開設される国際定期便についてお伺いいたします。
0  この問題につきましては、我が党は、横山光之議員のほうより、平成8年の3定の代表質問と昨年の3定の決算特別委員会の2度にわたって質問を重ねてまいったところでありまして、平成8年の代質では、市長より、
 「北海道はじめ関係機関と連携を図りながら実現に向けて努力してまいりたい」
 との答弁をいただき、昨年の3定でも、早期実現に向けて運輸省、防衛庁など関係方面に積極的に働きかけていくとの観点から理事者の見解を伺い、また本市議会としても政府に対して意見書を提出し、瀋陽線の早期開設を求めたところです。
 運行会社である中国北方航空から運輸省に提出された申請は、4月5日からの就航を目指したもので、これに間に合うかどうかは、依然として微妙なところですが、関係者の努力によって、難色を示していた防衛庁の同意も取り付けられ、瀋陽-新千歳路線の実現は大きく前進しております。
 このことは、本市にとりまして、長年にわたる瀋陽市との友好都市交流が生んだ一定の成果であると思われますし、本市議会の政府にあてた意見書も時機を得たものであったと考えます。
 KLMオランダ航空の定期便の就航に引き続き、北海道と中国の東北地方とが直行便で結ばれることは、新千歳空港の国際化に大きく寄与するものであり、本市にとりましては、昭和55年からはじまった瀋陽市との友好都市交流の輪がさらに拡大する契機になるものと期待されるところです。

 そこで質問ですが、
 北海道におきましては、新千歳空港の国際化を促進するために、国際定期便路線の運行に対して助成制度を設けていると聞いておりますが、その内容と、瀋陽路線がその対象になるのかどうかについて、本市の把握しているところをまずお聞かせ願いたいと思います。

再質問

 ただいまの答弁によりますと、
 今までの助成制度であれば貨物便の他に旅客便も助成が受けられる可能性があったのにもかかわらず、平成10年度以降は、制度が改正され、、補助対象が旅客便については、400人乗り以上に限定されてしまい、瀋陽路線は助成の対象から外れてしまうということです。
 道と本市の間には、新千歳国際化推進協議会という組織があると聞いているのですが、今回のこの件に関して、それらの組織を通じて道から本市へなんらかの打診があったのかどうかお伺いしたいと思います。
 さらに、その平成10年度以降の改正にあたり、道の基本的な考え方について、本市としてどのように捉えているのかも併せてお伺いしたいと思います。
 ちなみに、その道の助成制度の改正には、大きく4点にわたる問題や疑問があるものと考えております。
 一点目は、
 新千歳空港の国際化推進という本制度の主旨からして、助成対象を旅客数400人以上と400人未満とで区分する合理的な理由があるのか、という点です。
 二点目は、
 400人乗り以上の飛行機は、主に欧米便に限定され、中国北方航空などの近隣諸国の中型及び小型便はみな自動的に排除されることになるわけですが、国際交流の観点から、これが適当なのかどうかという点です。
 三点目は、
 ジャンボ機クラスの路線をいくら誘致しても、近隣諸国への接続路線も併せて誘致しなければ、国際空港としての基本的な機能が発揮し得なくなるのではないか、という点です。つまり、これは、国際空港が本来有すべき乗り継ぎ機能を無視した、偏った制度なのではないか、ということです。
 四点目ですが、
 旅客便が、助成対象に追加された際に、日本航空、キャセイ航空、コンチネンタル航空、大韓航空、カンタス航空などは既に就航しており、これらが助成の対象外となることはわからないでもないのですが、KLMオランダ航空は、助成の対象に入るにもかかわらず、同じく新たに就航する中国北方航空が対象外になるのは、KLMとのバランスを失することになるのではないか、という点です。
 以上の問題点をふまえての質問ですが、せっかく就航の目処がついた瀋陽-新千歳路線の今後のさらなる発展と、さらに、本市と瀋陽市との友好都市交流の一層の促進や、中国東北地方との交流促進を願う立場からは、KLMとのバランスにも配慮しながら何らかの助成措置を講じるよう、札幌市としても道へ働きかけるべきと思いますが、市の考えをお伺いしたいと思います。

要望

 本市と瀋陽市との友好都市交流は、これまで、中国北方航空のチャーター便によって支えられてきたわけですが、来る西暦2000年には、友好姉妹都市提携20周年という記念すべき年を迎えるわけで、それに向けてさらに交流の拡大を図っていくためにも、瀋陽路線への助成制度の適用を是非ともお願いしたいと思います。付け加えますと、今後、中国を含むアジアの旅客の流れは、21世紀初頭には急速に増大するものと見込まれており、中でも、日本への乗り入れは、ハブ空港的な役割をもつ拠点空港を中心に展開されていくことが予測されます。新千歳空港を北日本におけるハブ空港として育てていくためにも、この瀋陽路線への助成は大いに意義のあることと思われます。
 私見ではございますが、将来的には、瀋陽だけではなく、北京を経由する路線なども必要になると認識しており、そういう将来の路線拡大に向けても、瀋陽路線への助成制度の適用は意義のあるものになると考えます。
 最後に、今般の新千歳-瀋陽路線の開設を契機として、瀋陽市との友好都市交流のさらなる発展を目指していただくことを要望して、質問を終わります。

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