デスビからお漏らし

注意!:この記事を元に行う修理等は自己責任において行ってください。トラブルの責任は負いかねます。

寒風吹きすさぶ東京湾から戻るとなんだか暖かいので、マリーナの駐車場で修理を敢行した。保管場所でやるにはこの時期ちと寒いのである。

デスビの取り付け部分からオイルが漏れているのだ。

デスビとは、イグニッションコイルで発生した高電圧を各気筒のスパークプラグに分配するデストリビューターのことだ。

カムシャフトの回転を取り出して駆動されているのだが、連結部のパッキンが死んだようだ。
一応近所のディーラーに見せてみたのだが、ロクに見もせずデスビ交換(パーツ代のみで五万円ほど!)を含むバカ値段の見積を出してきたので自家修理決定なのだ。オイル洩れごときで10万円近くも払ってはいられないのである。

日産部版で部品は仕入れた。

22162-0M811 デスビキャップ
\3,500
22157-0M810 ローターヘッド
\1,120
22185-0M810 パッキング
\500
22131-53J10 Oリング
\250

このうち今回のオイル洩れだけ止めるのならばOリングの交換のみで済むはずなのだが、どうせなのでデスビ関係の消耗部品を一緒に交換してしまうことにした。

使用工具ほか

ソケットレンチ
12ミリ
6ミリ
またはプラスドライバー
大1本
ソケットレンチエクステンション
200ミリ程度
ブレーキクリーナー

後期型アベニールであるモチニールのデスビは三菱製。イグニッションコイルとパワトラ、クランク角センサー、デストリビューターを一体化したものだ。
初期型はクランク角センサーとデスビのみでどうやら日立製のようだ。

写真はセンサーハーネス&イグニッションハーネスとハイテンションコードをまず引き抜いたところ。

デスビキャップを外すと、内部からローターが姿を現す。ローターは単純に引き抜くと外れます。

ローターを外すとクランク角センサーが現れるが、触らないように。防水パッキンを交換しよう。

デスビ本体を取り外す。オイルが血のようだ。オイルは拭き取り、ブレーキクリーナーで付着したオイル汚れを落とそう。


きれいになりました。

デスビ本体というかイグニッションコイル部分を外すとOリングが付いています。
すでにカチカチになってゴムであることをヤめてますし、接触面が平らに凹んでいます。

外そうとするとちぎれてしまいました。右は新品のOリングです。

ローターの新旧比較。左が新品。右の14万9千キロ使用のものは手前の接点が焦げてますが、思ったよりは状態が良さそうです。

デスビキャップの内側の接点のアップ。なんか熔けてます。

新品はこうです。


新しいOリングをはめたらエンジンオイルを軽く塗っておこう。

カムシャフトには偏芯したミゾが切ってあるのでデスビの突起をを合わせることにより、正しく付けることが出来る。当たり前だが間違いのない設計だ。

だから本当は装着する時にデスビローターを回しながら付ければ容易なのである。
この写真はかなり頭の悪い装着のしかた。はずかすい!

センサーハーネスとイグニッションハーネス、ハイテンションコードを忘れず取り付け、固定ボルトを仮止めする。

取りあえず始動してみる。回れば万々歳だ。

おう、やったぜ!異常はないようだ。

そして点火時期を調節する。スロットルポジションセンサーのハーネスを外してフィードバック制御を切り、デスビを回転して合わせる。
ちなみに私の場合はフィーリングで決めてます。アイドリングが安定して走ってノックが出なければオーゲェかと。(いい加減)決まったところで固定ボルトを本締めして完成だ。

今回交換したゴミ部品だ。ご苦労様。

修理後のフィーリングは上々だ。デスビの接点が新しくなったせいかエンジンのパワーが少し回復したようだ、40Kmから80Kmあたりの加速が違う。
最近プラグを新しくしても変化が無くなった感じだったが、デスビの電極のせいだったようだ。プラグを気にする人は多いけど、デスビキャップも交換してみては。以外と盲点ですよん。

もちろんオイルの漏れも全く止まって修理は成功。デスビ自体に問題は無かったのだ。うっふっふ。

それじゃあ次はパワステの洩れ修理もしよう。

何まだ漏らしてたのかよ。全く故障箇所の多いクルマである。

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