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ディメンション展レポ

2005年年末に行われていた「秘伝ディメンション展」での、池田理代子コーナーのレポートです。

2005年11月19日(土)

「ベルばらワールド」で「特にオルフェウスの窓ファンにとっては必見です」
という触れ込みで紹介されていた展覧会に行ってきちゃいました。

池田先生のコーナーでは、
『オルフェウスの窓』、『女帝エカテリーナ』、『聖徳太子』の
原画総計37点が展示してありました。
一番期待していたのはもちろん『オルフェウスの窓』の30点。

地味めの倉庫なので、入り口がわからず変なところから入っちゃって
恥ずかしかった…(>*<;;) ひい〜
そんなエピソードは置いといて、早速展示品について語りますよ!

『オルフェウスの窓』
文庫2巻p.278〜p.287   愛蔵版第1巻第4章p.646〜p.655


イザークの「皇帝」演奏会のフリデリーケ目線のページから、連続で9枚。
ショルツ先生の「15歳の少年が…(略)…圧倒的な勝利をもってだ!!」まで。

もう、美しいったらなかったですよ〜!!+++(感涙)
ベタ(黒塗り)はもちろんのこと、線の濃淡まで見えたんですよ〜〜!
このシーンの新しい見方ができました

そうそう、たぶん愛蔵版用にだと思うのですが、
貼ってあった読みやすい漢字の活字から
きれーに振り仮名が切り取られてました。 (T.T)カッターで。
もちろん、さすがに難しめの漢字のは残ってましたがね… なんだかな…

池田先生の「ルビ付き漢字」へのこだわりと、
その労力はどこへ……!!

なんて思ったりして…。

第2部、第3部、第4部はともかくとして、
第1部は小中学生向け少女漫画誌の少女漫画ですからね…。
私も、池田先生の「ルビ付き漢字」へのこだわりには賛成です。
(詳しくは、アドバンテージサーバー発行の、
ブックレット生きる14「文化としての漫画と歴史」を参照☆)

それと、線が、細かいところでも0.5mmくらいの線でした。
それ以下だと飛んじゃうのでしょうか…。

ああでも、これが週刊ってすごいな…と思いました。

『オルフェウスの窓』
文庫3巻p.231〜p.241   愛蔵版第2巻第6章p.29〜p.39


レナーテとヴィルクリヒ先生の転落事故を
聞いたユリウスが気を失うページから連続で11枚。
葬式の日、マリア・バルバラねえさまに抱かれて泣くシーンまで。

相変わらず美しかったですよ…
でも、顕著にわかったことは、 ホワイトで消されていた
池田先生直筆のセリフでは漢字のところが
活字ではひらがなにひらかれていたことでした。

5ページ目のイザークのセリフの元です。
1.「誰一人手をさしのべてやらないのか!?」
2.「こっちを向けユリウス!!」
3.「光り輝く者だきみは」

原作を見てみると、赤い太字の部分の活字はすべてひらがなです。
本当はこう しゃべっていたのね…!(笑)

いゃぁ イザークの涙は美しい…!+++

『オルフェウスの窓』
文庫4巻p.81〜p.85   愛蔵版第2巻第7章p.277〜p.281


劇で倒れたユリウスを、ダーヴィトが心配して見舞いに来たが、
無視されたので独り言を言うシーン。5枚。

トーンの指定は青いエンピツかなんかでした。
当時よく使っていたと思われるドットのトーン以外のトーンの時は、
数字とアルファベットで指定されてありました。
印刷には写らないんですねぇ…。

あとは、黒めのシーンだったのでホワイトが多かったのですが、
フェアベルコミックスを見ていて
「つぶれて黒くなっているのかな?」 と思っていたものが
実は「ホワイトが削れていた」 ということだとわかりました。

『オルフェウスの窓』 イラスト・扉絵

イラスト
1、第三部 ’78年セブンティーン8月号とじこみ付録ポスター
「疾風の如く」 というタイトルのついたイラストです。
これは原画ではなくどでかく 引き伸ばされて中央に飾ってありました。
入ったらすぐ見えたのがこれでした。

2、第一部 ’75年マーガレット52号表紙
腕輪したユリウスが微笑むイラスト。
好きだったので見れてうれしかったです。

3、第三部 花とユリウスのイラスト。(出典不明)
しょっちゅうは見ない珍しいイラストでした。

4、第四部 文庫9巻にも載ってたイラスト。
『オルフェウスの窓 大事典』には、「'87年月刊セブンティーン4月号」と
書いてあったのですが、1987年は婦人公論にエロイカを連載中です…。
このイラストはたぶん、絵柄からして第四部時代じゃないかと思います。

扉絵
第一部 ’75年マーガレット10号扉絵

白黒の扉絵です。ユリウスとヴィルクリヒ先生の珍しいコンビ。
ため息が出るほどきれい!+++と思いました。

『女帝エカテリーナ』 文庫1巻p.13〜p.15  3枚

エカテリーナ(当時ゾフィー)の登場シーン。
姿は美しくなくても、 知的に美しくなることができる
勉学に励むシーンです。

彼女が現代日本にいたら…
小学校お受験、灘高、東大生エリートコースを歩み、
女性首相就任?みたいな感じでしょうか…?

『女帝エカテリーナ』 文庫2巻p.93〜p.95  3枚

エカテリーナの供にピョートル3世の愛人を付かせる訳にはいかない、
ということで、出かけるのをやめろと命令され、
「夫の不甲斐無さを直訴して
クーデタの準備は無実だと進言するチャンスは今だ!」

と決意したシーン。

『聖徳太子』イラスト

「ベルばらワールド」でのお知らせでは 「」になっていて悲しかったです…。
見たことの無いイラストだったので、扉絵かなんかだったのでしょうか…?

幼少時代の厩戸が剣をかざしてかっこよくポーズを決めていて、
聖徳太子時代の厩戸は目をつむって腕組んで立っており、
その周りには蝶が飛んでいて、大きくフラッシュが描かれた白黒のイラストでした。

厩戸皇子かっこいいから好きです

総合感想

「秘伝ディメンション展」というのは、
日本社会で見過ごされている 優れた芸術を発掘する… というものだそうで…

「見過ごされてる」 ってちょっとひどい(;へ;)とか思ったのですが、
原画が見れるに越したことは無い!と思い直して行ってまいりました。

2時間も いて しかも 5周もしました(笑)。
本物イザークを見れて感激でした。 +++




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