秦淮春(しんわいしゅん) 銀座





 何ヶ月ぶりでしょうね、このコーナーを更新するのは。やはり子供がいるのであまり食べ歩けない!! というのが実情なんだけれども、管理人誕生日ということで、今回は行ってきましたよ!

  今回のお店はずーーーっと前からマークしてた憧れのお店。銀座の三笠会館にある揚州料理の秦淮春(しんわいしゅん) さんです。料理長が特一級厨師であることでも有名です。一度、銀座に用があってついでに下見に行ったとき、 フロントの紳士に「あのぅ、子供・・・いいですか?」とおずおずと尋ねたら、「もちろんです!個室で なくても結構ですよ!」と上品な笑みを浮かべて即答され、もうその辺から超好印象でした。けれど、 さすがに私達自身がゆっくり食べたかったこともあり、個室(有料)を取らせていただきました。

  料理はというと・・・一言で言うと懐石!人数が少なかったこともあり、サービスのお姉さんがきれいに 取り分けてくれましたから、なおさら懐石。「中華=脂っこい、味濃い」というイメージをいい意味で 見事に覆してくれましたね〜♪

 食べたコースの内容は写真のメニューの通りですが、まず、前菜はイタリアンのリストランテを思わせ るバラエティに富んだ美しい一皿(写真)で、次に印象に残ったのはフカヒレとえのきだけのスープ。 スープが命の中華料理だけに、このスープの美味しさがこの後の料理の美味しさを雄弁に語ってくれてま したよ(感涙)。なんつうか、上品な味なの〜!毎日飲んでも飽きないような味っていうんでしょうか。 説明できないのでとにかく行って食べて見るしかない!!

 で、コースの締めは、揚州といえば・・・・の、チャーハン!!私達のコースは岩海苔のチャーハン(写真)で、 フルコース食べた後でしたが、コース全体にあっさりしているメニューが多く、最後のチャーハンもモリモリ いけちゃいました。うーーん真似したい味(けどできないだろうなぁw)。これも十分に美味しかったの ですが、この次は是非、名物の揚州チャーハンをいただきたいものです。ここの揚州チャーハンは、店の人の 話では、海老、ナマコなどの豪華な具材を織り交ぜた五目チャーハンだそうで、食べずに死ねるか!っていう 気持ちになってきたわ(笑)。娘のために単品で頼んだデザートの茘茸椰露(中国タロイモのココナッツ風味のおし るこ)もおいしかったなぁ。さっぱりと上品なココナツの甘さがイイ!

 揚州料理といえば、昔、NHKのBSで丸一日かけてやってた満漢全席プロジェクトを思い出す。乾隆帝が「魚米の郷」 揚州を訪ねたときに振舞われた豪華なメニューを『揚州画舫録』から忠実に再現していて、北京で食べるよりもず っと洗練されていて、新鮮な素材を使った江蘇料理に、美食を極めた皇帝も大変ご満悦だったらしい。そんな伝統 ある美食の都、揚州。是非是非一度行ってみたいものですが、銀座でも、満漢全席ではありませんが、プチ皇帝気 分が十分味わえます。

  ちなみに、私がこの店を知るきっかけになったのは、このサイトでも取り上げた「随園食単」を検索していた ときに、この店が「随園食単の宴」なるものを催したことがあると知ったからです。粋なことをする店も 東京にあるんだなぁ、と思い、ブックマークしておいたのです。なお、「随園食単」は、かつて江蘇・折江 両地方の料理人の間で「調理のバイブル」としてあがめられていたそうですよ。

  思わず力んで説明が長くなりましたが、是非また行ってみたいお店でありました。

秦淮春HP
http://www.mikasakaikan.co.jp/e_sinwai.html
随園食単の宴
http://www.mikasakaikan.co.jp/newpage_syoumikai.htm
満漢全席プロジェクト
http://www.bandaivisual.co.jp/press/pdf/pr031113.pdf

                          2004.4.26 更新