上海家常料理 小籠包 (新井薬師)


管理人一家は、去年、中野区東中野近辺に転居したのであるが、この街、東京屈指の巨大エスニッ
クタウン、大久保を隣駅に控えており、ディープな中華料理店を容易に探すことのできる立地条件なの
で、長く停滞気味だったこの食べ歩きコーナーの今後を是非、期待してほしい。
ところで、今回ご紹介するのは、東中野駅ではなくて、西武新宿線・新井薬師商店街の一角にある上
海家常料理「小籠包」というお店。店名の横に「家常」の文字を見ると、ただそれだけで期待が高まる。
「家庭料理」とか訳していないあたりが、ディープなネイティブ中華のにおいがぷんぷんなのである。私
は、こういう「家常(ジャーチャン)」を冠するディープなネイティブ系の中国料理店を、自分の中で勝手に、ラ
ーメンの「家系」ならぬ「イエツネ系」と呼んでいる(笑)。そう、「イエツネ系」こそ、安くて本格的な中華料
理店を見極めるキーワードなのだ!と言っていいと思う。
「小籠包」、という店名はおそらく名物料理名を冠したものであろうが、こういうディープな感じの料理店に
しては、日本人でもとっつきやすく、ナイスなネーミングだと思う。
店内に入ってみて、アットホームな、中国の街角にたたずむ家庭料理店そのもののような内装が、またそそ
る。私たちは、白雲肉と、三鮮鍋巴(おこげ)と、海鮮羹(スープ)、鉄鍋餃子、上海小籠包を頼んだが、そこ
でおなかが一杯になってしまい、他にも、排骨とか、【火会】飯とか、食べてみたいメニューがたくさんあったの
で、次回のお楽しみ、ということにした。菜単(メニュー)に載っていない手書きのお勧めメニューも盛りだくさんだ。
全般的にさっぱりしていて、あんかけ系が優しい味だった。前菜の白雲肉は酸味が利いてて、お酒が進む
感じ。もちろん餃子やショウロンポウもおいしかったですよ♪お酒といえば、ここのお店でよかったのは、韓国
焼酎「鏡月グリーン」を置いていること。中華料理を食べにいっていつも私が困るのは、ビールで乾杯したあと
に、いきなり白酒とか黄酒のような強烈なお酒しかなく、その中間がないこと。(スピリッツを「割る」という習慣
もないようだ)ここでクッションとなる、辛いけれども度数の高すぎない韓国焼酎は、実は酒飲み心をくすぐる存
在なのである。ボトルしかなかったけれど、グラスで置いてくれるともっといいかなと思った。。
しかしそれにしても、この店は安い。大人二人(+α=子供)で行って上記のように菜(おかず)を多数注文し
て、お酒も何杯も頼んで、樋口一葉さん一枚前後ですんでしまうのだ。夕方にプラっと出かけていって、ボトル
の鏡月を傾けながら気分の赴くまま、つまみを何品もたのんで、気持ちよくダラダラ飲みしたい店であります。
このようなディープな「イエツネ系」の店は新井薬師周辺にはまだまだありそうなので、今後の探索が楽しみだ。
2005.2.27更新