s-b 路地の向こうに

イエローページ第34回公演
  2005年4月6日〜10日上演(下北沢「劇」小劇場)

脚本・演出/永妻晃


  宮崎ゆきえ(ヒロインの姉) 役


あらすじ

さびれた港町に降り立ったひとりの紳士。
いぶかる妻に紳士は、自分が「若かった」頃によく行った店があると語る。

その店には、数ヶ月前この町から突然消えた
「竜さん」を待つ若い娘・春子がいた。

実は「竜さん」とは、この紳士の別の姿。
人間の体と中身を入れ替える特殊な能力を持った男により、
若い男と入れ替わった姿が「竜さん」だったのだ。

紳士の正体は防衛庁長官の風沼。
「竜さん」として春子と恋をした風沼は、
たったひとりでテロリストと戦う覚悟を決めていた。

その彼の前に、真っ赤なドレスに身を包んだ春子が現われる。
しかし、それは春子ではなく、風沼に最期の別れを告げるため
風沼と同じ方法で入れ替わった別の「誰か」だった・・・。

愛する人たちの思いを受け止めながらも、

「この闘いの召集令状は俺に来たんだ」

風沼はこの国を救うため、たったひとりで戦場へ向かう・・・

本作をご覧になった方の感想


なかなか考えさせられる作品でしたね。
僕にはちょっと難しい作品だったようです。
帰りの電車の中で「う〜む」といろいろ考えました。(O様)



音楽、照明のセンスが抜群で、役者さんもいい演技をしており、感心させられました。>

しかし、ストーリーが分かりにくいのがちょっと…。(U様)



まるで日本映画を観ているような演劇だった。

演劇というと声を大きく張り上げたり、抑揚をつけたり、身体を大きく動かしたりするのがほとんどだ。
しかし今回のは、声はいたって普通のトーン。
身体も必然性がないと大きなアクションはしない。
極めて日常的であるこの演技こそ、「スタニスラフスキーメソッド」というものらしい。
名前だけは聞いたことがあったのだ。
「メソッド演技」とは内面に湧き立つ感情に重きを置く表現方法のようだ。

それから照明、この細やかな演出は脱帽モノである。
シーンの転換を極力抑えたい演劇にあって、これだけ多くのシーンの転換を巧みにこなす技術は見たことがない。(A様)


←1つ前の公演を見る

次の公演を見る→


| TOP | 最新情報 | プロフィール | 公演記録 | ギャラリー | 旅日記 | ブログ | リンク集 |