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中国人エリートは日本人をこう見る
愛国教育を受けて育った中国の若者たちだが、実は日本に深い関心を寄せている。彼らにとって日本の好きなところは?、不思議なところとは? 彼らのホンネに耳を傾ければ、私たちからは見えない「日本人の姿」が浮き彫りになる。本書は、北京、上海、日本に住む中国人エリート約100人に直接インタビューし、貴重な生声を拾った驚きの「日本論」となっている。
中島 恵 著
日本経済新聞出版社 850円 +税
発売日 2012年5月10日
アマゾンのサイトはこちら
おまけ日記は終了します。
10月以降の日記はブログのほうに集約します。
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8月31日(水)晴れのち雨 目指せ、王義之?
4月から書道のレッスンに通い始めました。もともと字も下手で、不器用で、書道への興味もありませんでしたが、友人の会社に数人集まって、専門の先生も出張してきてくださるとのこと。いつ休んでもいいお気楽な習い事だし、漢字やかな文字を学べるということで、ふだん使っていない脳の柔軟体操にはよいかなと思い立ちました。しかし、実際にやってみたら、これがなかなか難しい。頭で思ったように身体が(筆が)動いてくれません。レッスンが終わるころにはもう肩がパンパンに…。でも、だんだんと慣れてきて、少しはコツのようなものもつかんできました。もう少しできるようになったら、昔、西安でいただいたすばらしい拓本でも引っ張り出して、勉強して見てみたいと思っています 。
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8月21日(日)晴れ 8月に観る、価値ある戦争映画
8月になると、日本では戦争ドラマや戦争に関するドキュメンタリー番組がいくつか放送されます。しかし、中国では年がら年中。いつも日中戦争に関するドラマを放送しているテレビ局もあります。私は今夏、中国には行かなかったのですが、ちょうどDVDレンタルショップで見つけたのが、カンヌでグランプリを取った『鬼が来た!』でした。姜文×香川照之の共演と聞いて、きっとすばらしい映画だろうとは思っていましたが、実際、予想を超えるすばらしい内容でした。戦時下の村では、きっとこういう交流だってあったのだろうという、少しだけ温かい気持ちになりつつも、残虐な部分は歴然としてあり、ラストシーンは圧巻でした。日本では決してこういう映画は作れないでしょう。姜文の作品はこれからも注目して観ていきたいです。
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7月28日(木)晴れ 歌舞伎町の四川料理
成都でパンダに会ってきた友人から、「新宿ではいちばん」と紹介された四川料理店に行ってきました。四川料理はすべて辛いのが当たり前ですが、とくに辛くておいしかったのが、これ「水煮牛肉」(=写真)です。牛肉の辛い煮込みですが、さまざまな香辛料が入っていて、奥深い味がします。ほかにも定番のマーボー豆腐や私が大好きな「雲白肉」なども食べました。お客さんは意外にも日本人が多くて、みんな短時間にさっさと食べて、次の店に移動していくようでした。深夜になったら顔ぶれも変わるのでしょうね。ちょうど涼しい時期ではありましたが、やっぱり夏ばてにはパンチの効いた料理がいいですね。
川香苑2号店 http://r.tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13102042/
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取材で被災地、仙台にある東北大学に行ってきました。これまで仙台には何度も行っていますが、東北大学は初めてです。現地で待ち合わせをした留学生が、「ぜひ連れていきたい」といって、魯迅ゆかりの場所をあちこち案内してくれました。魯迅が東北大学にやってきたのは1904年。今から107年前のことだそうです。今でも魯迅が学んだ階段教室(=写真)や彼が暮らした下宿、その他、石碑などが多数残されていて、彼の足跡に驚かされます。仙台で医学を学んだ魯迅は、その後、文学者になることを決意し、東京に戻りますが、名作「藤野先生」は、ここ、仙台を舞台にして書かれました。緑濃きキャンパスを中国人学生と肩を並べて歩いていると、魯迅もこんなふうにこの町を歩いたのではないかという思いがしました。
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6月24日(金)晴れ 鶯と燕の講演会
1984年生まれの「80后」で、双子の中国人古筝演奏者、鶯(イン)と燕(エン)のお2人の講演会に行ってきました。03年以来、日本で活動してきましたが、このたび離日するとのことで、彼女たちが8年間見てきた日本についての印象をじっくり語ってくださいました。NHK「中国語会話」で見ていた通り、外見もかわいらしかったですが、日本に対して、自分たちの将来に対して、しっかりした考えを持っており、私がこれまで取材してきた「80后」と共通する部分がたくさんありました。とくに音楽や芸術に対する日本と中国の考え方の違いには、納得するものがありました。ぜひ次回は彼女たちの故郷、武漢で再会したいと思います。
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6月19日(日)晴れ 家門の栄光
この2年ほど、1年のうち340日ぐらい、韓国ドラマを見る日々が続いています。忙しいときは10分だけ、余裕があれば1時間以上、週末はもっと長い時間観ています。毎晩のように見ているせいか、頭の中はほとんど韓国語。赤ちゃんだったら、自然に韓国語を話せるようになるほど、ヒアリングマラソンしています。最近見終わったのは『家門の栄光』という、08年に韓国で放送された現代ドラマ。落ちぶれた家門を再生する大家族の物語です。冠婚葬祭や、韓国の家族に欠かせない祭祀を丁寧にやる一族で、韓国の風俗習慣が非常によく現われている、民俗学的にもためになりそうなドラマです。家族とは、血縁とは、伝統とは、命とは、そんなことを考えている今の日本人の心にも響く内容だと思います。
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6月15日(水)晴れ 文山包種@金魚坂にて
前々から行ってみたいと思っていた本郷三丁目のカフェ「金魚坂」に行く機会が、ようやく巡ってきました。東大の赤門から数分の距離ですが、閑静な住宅街の中にあったのは、なんと金魚屋さん。小さな釣堀もあります。もともと、350年も続く金魚屋さんがやっているカフェなのです。喫茶には、コーヒーや中国茶、黒カレーに和食、そしてなぜか葉巻も置いてあり、急須やお皿も金魚柄です。中国茶も数種類あり、その中から私は台湾産の「文山包種」を選びました。友人が台湾に留学していたとき、このお茶の産地である台北の動物園の近くに住んでいて、ときどきお土産でもらっていました。渋みが少なく、くせのない味ですが、日本ではあまりお目にかかれません。ペットボトルではなく、本格的な中国茶がもっと日本でも手に入ればよいのにな、と思います。
金魚坂 http://www.kingyozaka.com/
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5月5日(木)晴れ 韓国料理店でのトークショー
新大久保にある、行き着けの韓国料理店「美名家」で、コリアンフード・コラムニストの八田靖史さんや芸人さんらのトークショー&食事会が開かれました。トークのメインテーマは韓国第3の都市、大邱(テグ)。今夏に世界陸上が開催されるとのことで、この都市の名物やら、おもしろい小話をたくさんうかがいました。私は数年前に慶州や釜山に一人旅をしたときに、KTXで東大邱で下車したことがあるだけで、この町のことはほとんど知りませんでしたが、楽しい時間でした。そのあとのお料理も格別おいしかった。普段のメニューにはないキンパやポッサム、それに40人前!という巨大な洗面器で作ったビビンバ(=写真)も美味でした。帰りはソウル市場で買い物をして帰るという、お気に入りのルートでした。
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4月24日(日)晴れ 中国のベストセラー本を読む
今年初め、中国の書店でベストセラーになった香港中文大学教授の
郎咸平先生が書いた本『我々の生活はなぜこれほどまでに難しいのか』を、遅ればせながら読みました。私が取材している80后の若者たちの経済状態なども書かれていて興味深い内容です。ちょうど上海に滞在していたとき、テレビの討論番組に朗先生が出演していたのを見ましたが、すごい早口で、勢いがあって、ハンサムで、おしゃれですね。福島第一原発のことなどでもいろいろ発言しているらしいですが、堅物ではない、こういうカリスマ性とインパクトのある大学教授が、中国にも増えてきているのですね。
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数年ぶりで、自由が丘にある韓国料理店「ミセスハンの店」を訪れました。このお店は、お料理はオーソドックスな韓国料理なのですが、お店の壁にたくさんのポジャギが飾ってあるのが特徴です。いくつかは額に収まっていますが、カーテン代わりにしてあるものもあって、手で触ってみることもできます。入り口には数冊のポジャギ関係の本も置いてあります。来店した方の中で、ポジャギを知っている人がどれぐらいいるかわかりませんが、韓国=ポジャギと連想してくれる方が増えるといいなあと思います。店員さんはミセスハンの娘、ではなくなぜか中国人留学生。震災にもめげず、専門学校で勉強しているとのことでした。震災後、お酒を飲む機会がめっきり減っていましたが、今日は久しぶりに楽しいお酒を飲めました。
ミセスハンの店 http://www.mrs-han.jp/shop.php
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4月1日(金)晴れ candlelight vigil@香港
私が16年前に通っていた香港中文大学で、大震災のためのキャンドルナイトが開かれたと友人が教えてくれました。中国に比べれば、支援は当然小ぶりではありますが、ジャッキー・チェンさんが全財産を寄付すると言ってくれたり、チャリティーコンサートが開かれたりと、心のこもった支援をしてくださっています。ふと16年前の阪神大震災のときのことを思い出しました。あの頃は香港に住んでいて、日本の大震災の様子が何もわからず、右往左往するばかりで、寮にひとつしかない大型テレビを必死で見ていましたっけ。今は東京にいて、大量に流れてくるニュースを長時間見ることができますが、果たして真実を知らされているのでしょうか。いろいろと考えさせられる日々です。
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3月17日(木)晴れ 悲しい中でのうれしい便り
東北関東大震災から7日目。地震直後から、中国、香港、台湾の友人から多数のメールをいただきました。私や私の家族に関して、心配したり、励ましてくれたりする内容に心を打たれました。ありがとうございます。
中でも、香港で下宿していた家のお母さんから来たメールには私を想う言葉がたくさん書かれていました。お母さんはメールができないので長女が代筆して送ってくれたのですが、そこには、長女、次女、三女の電話番号とメッセージも書かれていました。その内容を見てすぐにお母さんに電話をかけたところ、私の声だとわかって、涙声になってしまいました。もう長い間電話で話していないのに、私の声がすぐにわかるんですね。
そして今すぐ物資を送るとのこと。もちろん丁重にお断りしたのですが、私にはここにも大切な家族がいるんだと思い、こちらまで涙声になってしまいました。そして「ヤップンヤン、ホウレッ」(日本人はすばらしいね=広東語)と何度も繰り返し言ってくださったこと、忘れません。今年こそ、会いに行かなくちゃ。
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3月1日(火)晴れ 縦か、横か?それが問題だ @上海
今回は上海の中でも、あまり繁華街に行かなかったのですが、ときどき見上げてみる看板は、縦だったり、横だったりします。両方が混ざっている通りもあって、そんなときは「あれ?」と違和感を感じます。だって、整然としていないですから(笑)。美しくありません。そんなの関係ない、という人もいるでしょうが、やっぱり、縦なら縦に並べてほしいです(笑)。これは日本人ならではの考え方かもしれませんが…。
思えば、香港のネーザンロードは横の看板が圧倒的に多く、道路に突き刺すように出っ張っていて、あれはそれなりに美しさがあります。2階建てのバスで走ると、天井スレスレで、あれを醍醐味と思う人もいるでしょう。一方、台湾は縦の看板が多く、看板の文字を日本語に置き換えれば、まるで沖縄にいるような錯覚を覚えることもあります。日本も銀座などを歩くと、やはり看板はビルに沿うように縦ですよね。
中国も、基本的には縦が多いのかな〜?と思うのですが、今までじっくり眺めたことがありませんでした。都市によっても違うでしょうが、次回はじっくり眺めてみたいと思います。
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取材場所を早めに確認したので、そこからすぐの花園飯店にやってきました。
フロントのソファに座って時間をつぶそうと思ったのですが・・・・。あああ、やっぱり日本人だらけです。滞在中、今までひとりも日本人とすれ違わなかったのに、ここは別世界です。古北や虹橋のほうも日本人だらけなんでしょうが、それにしても、上海が世界一日本人が多い街というのは納得ですね。1階のカフェをぐるりと見渡してみましたが、知り合いはいませんでした。こちらに住む知り合いが偶然いるかも、とちょっとだけ期待していたのですが・・・。
地下鉄と違ってお金持ちそうな日本人ばかりですが、この狭いカフェでお茶を飲む彼らの生活を想像してみるのも、おもしろそうです。若い女性と老人のカップルとか、駐在員と妻と娘とか。みんなここで幸せに暮らしているのでしょうか。あるいは不満たらたらの上海生活を送っているのでしょうか。
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2月24日(木)晴れ 町を歩くということ@上海
2ヶ月ぶりに上海にやってきました。
今回は自分ひとりなので、時間はたっぷりありますが、予算はありません。なので、地下鉄に乗りまくりました。新しい路線がたくさんできて、もう東京のように複雑。路線図を見ながら地下鉄に乗り、車内にいる人たちを眺めていると、それだけで想像力が膨らんできて、楽しい気分になります。「この人はどこまで乗って行くのかな?」とか、「恋人同士かな?」というように。
でも、北京に比べて、上海では車内でおしゃべりしている人が少なく、服装だけ見ると、少しみすぼらしく見えました。北京のほうが赤ちゃんを抱えた人の数も多かった気も・・・。季節や乗車時間帯によるものでしょうか。あるいは、上海のほうが殺伐としているのかもしれません。
それもこれも、地下鉄に乗るからこそわかること。やっぱり旅先での町歩きは楽しいものです。
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2月14(月)曇りのち雪 サイゴン ハートブレーク・ホテル
昨年感動した本の続編「サイゴン ハートブレーク・ホテル」(講談社)を読みました。またまた、感動です。ベトナム戦争で活躍したのは開高健や近藤紘一ばかりではなかった。前著でも書かれていましたが、こんなにすてきですばらしい無名の日本人記者やカメラマンが、こんなに大勢いたんだ、ということを改めて実感し、胸が熱くなりました。当時の記者たちの居所を探し出し、手紙やメールでやりとりした内容をそのまま載せるという手法もいいな、と思いました。こうすることで、著者だけでなく、多くの記者の異なった視点でベトナム戦争を多角的にあらわせるからです。ジャーナリストが他のジャーナリストのことを書いた本というのは珍しいと思いますが、こんなにすばらしい話は、きっとまだ世の中に眠っているのだろうなと思います。
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1月7日(金)晴れ 1年の計 韓単カレンダーでコンブへヨ
カレンダーが好きで、例年自分で好みのものをいくつか買って各場所に掛けています。今年は趣向を変えて、日づけごとに韓国語の単語が書いてある「韓単カレンダー」を購入しました。1日1つ、新しい韓国語が覚えられるというもので、258単語、72の文章が載っています。ちなみに、1月1日は『ソル(お正月)』、2日は『トッキ(うさぎ)』、3日は『セベットン(お年玉)』など、お正月にふさわしい単語が並んでいたので、もう覚えました。実用のカレンダーとしてはやや使いにくいのですが、寝る前に暗記したら、どんどん語彙が増えるかも、と思っています。今年も自分なりのペースで、一歩ずつ地道に、少しでも成長できるように、がんばっていきます。
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早朝、ホテルを出て数十メートル歩いた角に、物売りの人がいました。「何かな?」と思ってのぞきこんでみると、水仙や郁金香(チューリップ)、夜来香などの花の球根でした。大きなかごにたくさんの花の球根を入れて売っているのです。食べ物ではなく、お花なんてすてきだな、と思いながら立ち止まってみていると、ちょうど2人の男性がやってきて、品定めを始めました。物売りのおじさんは「大きくて上物だよ。ちょうど春節の頃には香りのいい、縁起のいい花が咲くよ」といって私にも勧めます。さすがに日本までは持って帰れないな、と残念に思い、通り過ぎましたが、まだ上海にもこんな風景が残っているのですね。我が家では、冬になるとヒヤシンスの球根を水栽培しますが、水仙の水栽培は日本では馴染みがありません。もしも今、私が上海に住んでいたら、おじさんからたくさんの水仙の球根を買って、窓辺の鉢に植えて育てるのに…と思いました。
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12月16日(木)晴れ 初雪の後のクラシックな上海
半年ぶりに上海にやってきました。が、上海にしては珍しく雪が降ったあとで、寒いこと、寒いこと。外気はマイナス5度ぐらいあったように感じました。おまけに仕事も超過密スケジュールで、滞在中、何にもすることができませんでした。ささやかなご褒美は、帰り際に高級レストラン「雍福会」(永福路200号)に立ち寄ったことぐらいでしょうか。元英国領事館だった建物をそのまま使ったクラシックなレストランで、お料理は本格派の上海料理。お値段もそれなりですが、調度品は清朝や明朝の骨董品を使っており、本当にすてきです。晴天だったので、係の人がお庭を案内してくださって、ほんの少しだけ気分転換することができました。
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12月11日(土)晴れ 北京大学校友会 ―未名の夜―
9月に北京で取材した学生さんから、日本で北京大学校友会(兼忘年会)があると聞き、参加させてもらいました。私は短期留学生ですので、正式な資格はないはずですが、そこはお国柄。「ゼンゼン、ダイジョウブ」とのお墨付きをもらい、麻布十番の中華料理店に行ってきました。総勢70名強。日本人は、7、8人だったでしょうか。おいしいお料理のほかクイズあり、歌やピアノ演奏あり、ビンゴゲームあり。日本人と同じですね。ちなみに「未名」とは北京大学校内にある未名湖から取っています。宴の終盤、なんと私はビンゴに当たってしまい、ビッグな賞までいただいてしまいました。そのおかげで、中国語で挨拶するはめになり、恥を書きましたが、若者に戻ったような、楽しい一夜でした。
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11月9日(火)晴れ 吉祥寺の生煎包
取材の帰りにたまに寄るのが吉祥寺にある生煎包(シェンジェンバオ)のお店です。日本語ではなぜか「焼き小龍包」と紹介されていて、そのネーミングにはちょっと違和感があるのですが、日本で作っているわりにはおいしいので、ときどき食べています。厚手の皮にひき肉の具を入れて、大きな鉄板で揚げ焼きしているもので、上海ではとってもポピュラーな食べ物。でも、上海に行ってもなぜか食べる機会はあまりありません。最近はグルメに興味のない人と同行することになったり、現地で私のリクエストは聞いてもらえないからです。生煎包は「庶民のファーストフード」的なイメージがあるので、わざわざ連れていくところではない、と思われるのかもしれません。
でも、こういう軽食(小吃)が充実していることも中国文化のひとつだと思います。
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10月27日(水)晴れ 赤と青の世界 不滅の李舜臣
韓国の長編ドラマ「不滅の李舜臣」を5ヶ月間かけて、ようやく見終わりました。
長かった!李舜臣は韓国最大の英雄のひとりと言われている人で、海軍の大将。文禄・慶長の役のとき、倭軍(秀吉軍)を破ったことで知られ、韓国では、日本の二宮金次郎のように田舎の小学校にいっても、李舜臣の銅像が建っているそうです。
ドラマの中では海軍の武将が赤と青のコントラストが美しい衣装を身に着けていたのがとても印象的でした。また、帯が非常に珍しい結び方で、ポジャギや韓国服飾に関心がある者として、その点にとても興味を持ちました。韓国の科挙には文科と武科があり、これまで見てきた時代劇で、宮廷に関することといえばほとんどが文科のお役人が中心でした。でも、このドラマでは武官が大勢活躍していて、その点でも新鮮な印象を持ちました。
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10月17日(日)ハオチェン・チャンのピアノ
昨年、辻井伸行さんと同時にバン・クライバーン国際ピアノコンクールで最年少優勝した気鋭の中国人ピアニスト、ハオチェン・チャンのピアノコンサートに行ってきました。
1990年上海生まれと、びっくりするほど若く、類まれな才能に恵まれたピアニスト。曲目はオール・ショパンで、本当にすばらしい演奏に聞きほれました。
日本では知名度が低いせいか、日中関係が悪化しているせいか、先週まで切符が売れ残っていました。私は格安で買ったので、かなり後ろの席でしたが、それでもこじんまりとした津田ホールでは近くに見えて、とても満足できる演奏会でした。アンコールのとき、リップサービスで日本の曲を弾くのではなく、中国の伝統的な曲目を弾いたのも、好感が持てました。15歳でアメリカに留学するとき、どうしても母親のビザが下りずに、ひとりでアメリカで勉強したそうです。いつか彼にもインタビューしてみたいと思いました。
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10月8日(金) 日中のたからもの
坂東玉三郎さんが主演する中国・昆劇合同公演『牡丹亭』を観に行ってきました。
当代一の歌舞伎の立女形である玉三郎さんが昆劇を演じるとどんな感じなんだろう?と思っていたのですが、そのすばらしいこと!!感動、感動でした。
舞台に出てきたときは、まるで本当にそこに中国の少女が立っているように見えました。そして驚いたのが、本当に女性のように高い声と蘇州語の発音のよさ、そしてたたずまいです。昆劇は京劇と違って、優雅さと繊細な動きが持ち味ですが、まさに昆劇をするために生まれてきたのではないかと思うほど美しく、優雅で、そして、どの中国人役者よりも輝いて堂々としていました。あとで解説を読んだら、玉三郎さんは主人公である令嬢の杜麗娘を演じるために老子や孔子まで読み、役になり切ったとか。その計り知れない努力に、エンディングでは涙があふれ出てしまいました。玉三郎さんこそ、まさに日中のたからもの。こんなにも中国の伝統芸能を理解したすばらしい日本人がいることを、ぜひ、中国の人に知ってほしいです。
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9月8日(水)晴れ@北京 北京大学にて、22年ぶりに感動の再会
今回の取材では北京大学生にも会うため、22年ぶりで北京大学の校内にも入れると、楽しみにしていました。学生と待ち合わせしたのは西南門という小さな門。ドキドキしながら中に入ったのですが、なんと私が住んでいた48楼という古い建物は、西南門を入ってすぐの場所にあったのです。しげしげと見ましたが、建物は当時とまったく変わっていませんでした。感動、感動です。私が住んでいた1階の部屋も、外からのぞいてみました。よく見えませんでしたが、当時のことが走馬灯のようによみがえり、しばし感慨に耽りました。あの頃、北大の食堂のご飯には小さな石ころが入っていたな・・・とか。
この写真は寮の入り口で学生に撮ってもらったもの。私の容姿は経年により相当変化してしまいましたが、気持ちはあの頃と変わっていません。ウキウキしながら校内を歩いていると、なんと日本の大学時代のサークルの後輩にバッタリ再会。こちらは10数年ぶりです。びっくりして思わず絶叫してしまいました。人の縁とは不思議なもの。縁ある人、遠方より来たる、です。
9月7日(火)晴れ@北京 孫文と梅屋庄吉展を見て
上海万博で「孫文と梅屋庄吉展」を開催したというニュースを見て、その後、北京などに巡回すると知り、ぜひ北京で見てみたいと思っていました。そんなとき、たまたま后海のほとりを歩いていたところ、宋慶齢が晩年に住んでいた故居を発見。なんとそこには大きな看板もかけられており、同展覧会を特別展示中、とありました。なんという偶然でしょうか。さっそく翌日、改めて立ち寄ってみることにしました。梅屋庄吉(1868〜1934)は日本の資産家で、孫文が辛亥革命を成し遂げるために、当時のお金として1兆円を支援した人物として知られています。私はちょっとした孫文通?で、これまでに広東省中山にある彼の生家やマカオ、広州、台北、南京、神戸など関連史跡はほとんど行ったことがありますが、またこのような機会にめぐり合えたことをとてもうれしく思いました。
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9月4日(土)晴れ@北京 むむ? これは何でしょう?
北京取材にきています。涼しい!主に市内の北方面に出没していますが、この日は北京でいちばん大きいイトーヨーカ堂に立ち寄りました。市場調査という名の気晴らしです(笑)。お菓子や野菜、お肉、早くも出回っている上海蟹などを視察して歩いたのですが、野菜売り場で変なものを発見しました。写真に写っているこれ、何だかわかりますか?よ〜く見ると、なんとひまわり!花が咲き終わって種がたくさん詰まったひまわりの花の残骸?です。首からちょきんとカットしてラップをかけて販売していました。(価格は6・8元)このままさらに乾燥させて、種をおつまみとして食べるのでしょう。中国人はひまわりの種をよく食べますが、こういうふうにして花の残骸ごと売っているのは知りませんでした。変わっているので、お年寄りへのプレゼントなどにいいかも。(若者は食べないだろうな)。市場調査はやっぱり勉強になりますね(笑)
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8月29日(日)晴れ ソウル・教保文庫の書だな
今日は韓国併合から100年目の日。韓国では「国恥日」と言われているそうです。成均館大学で行われたシンポジウムに出席した友人が、ソウル最大の書店、教保文庫で私の本を撮影してきてくれました。日本語図書のコーナーにあったようです。ソウル在住の日本人か、日本語が読める韓国の方の目に留まるといいなと思います。今日のソウルは雨だったとか。それに比べて、東京はうだるような猛暑。しかも、私の住む町は大規模なお祭りで、1日中浮かれていました。日本のマスコミは、民主党のニュースには時間を割いても、韓国併合100年のニュースはあまり報道しませんでした。
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7月24日(土)晴れ 浅川伯教・巧兄弟資料館をたずねて
小淵沢の友人をたずねながら、かねてから行きたいと願っていた浅川兄弟資料館に足を運びました。浅川兄弟というのは、浅川伯教と浅川巧の2人で、ともに山梨県出身。兄の伯教は朝鮮陶磁器の研究家で、柳宗悦に朝鮮陶磁のすばらしさを最初に伝えた人。弟の巧は兄とともに朝鮮陶磁を研究しながら、林業の専門家として朝鮮半島で活躍し、ソウルで惜しまれながら亡くなった方です。日本が植民地として統治していた時代、現地の方々に愛され、現地の方々と深く付き合ったすばらしい日本人がいたことに感動しました。資料館もとてもよくできています。ぜひ、彼らのことをもっと知りたいと思いました。
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7月3日(土) くもり 香港夜景美術館
香港夜景美術館というユニークなサイトができたそうです。美しい夜景の写真がズラリ。蒸し暑い日にこういう写真を見ると心が洗われるような気持ちになります。田舎育ちで、幼い頃に蛍はよく見ましたけど、夜景などひとつもない場所で育った反動か、都会のネオンサインは大好き。とくに香港の100万ドルの夜景は自分の青春時代と重なるから、いつ見ても輝いて見えるのかもしれません。チムサーチョイのプロムナードを歩いているとき、私の心のバックミュージックはなぜかいつも張学友の『ニー在他郷』。音楽と映像の2点セットは、いつでも人を思い出の場所へとタイムスリップさせてくれます。
香港夜景美術館 http://hongkongyakei.com/
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6月25日(金)くもり 劇団四季版 哈姆雷得を鑑賞
中国を代表する劇団である北京人民芸術劇院による「ハムレット」を鑑賞してきました。同劇院からのオファーで浅利慶太演出による中国版「哈姆雷得」が完成したのです。私はこれより以前に四季による「ハムレット」のほうも見ていましたが、英語同様、シェークスピアの韻を踏むような詩的な台詞まわしは日本語よりも中国語のほうが合っているような印象を持ちました。日本語の字幕も出たのですが、どうもニュアンスが違うというか…。それに、ふだん見慣れている四季の俳優さんとは違った個性も新鮮に感じました。中国でも日本の劇団四季の公演があるそうですが、観客は果たしてどちらに軍配を上げるのでしょう。
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6月22日(火)晴れ 柳宗悦 朝鮮とその芸術
駒場の東京大学に行った帰り、初めて日本民藝館に足を運んできました。住宅地の中で見つけたその建物のなんとすてきなこと。昭和初期の建物ということですが、木の手すりの香りをかいだとたん、田舎にあった祖父の大きな家を思い出しました。人間の香りの記憶とはすごいものです。今年は柳宗悦の没後50年で、それを記念して朝鮮陶磁の数々が展示されていました。韓国人観光客の姿もちらほら。日本の若い学生さんも熱心に見ていました。今年は日韓併合100年という節目の年。朝鮮陶磁のすばらしさを初めて日本に紹介した柳は、あの激動の時代でさえも朝鮮への敬念を忘れなかったといいます。柳が今の日韓関係を知ったらどう思うでしょうか。
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5月8日(土)晴れ テレサの死から15年
今日はアジアの歌姫、テレサ・テンが亡くなって15年目の命日でした。台湾の墓地で行われた追悼式典をテレビで見て思い出しました。テレサの魅力は何といってもあの甘い歌声だったと思いますが、なぜか彼女の歌は実らない恋を歌ったものが多かったですね。彼女自身、歌詞を地で行く人生でした。シンガポールの御曹司と結婚真近で破局したことは日本でもよく知られています。私は香港の有名ホテルのエレベーターの中で、その御曹司がのちに結婚した日本人女性とニアミスしたことがあります。テレサの恋は実りませんでしたが、その代わり、あの有名な大ヒット曲を3曲連続で生み出しました。今度台湾を訪れたら、久しぶりにテレサのお墓に行ってみたいです。
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5月4日(火)晴れ 李舜臣ゆかりの地、麗水、統営@韓国
韓国南部の海岸線を西から東へと横断しています。全羅南道の麗水は文禄・慶長の役のとき、李舜臣が陣頭指揮を執るために築いた鎮南館など数々の遺跡があります。韓国ドラマ「不滅の李舜臣」にも登場しますね。その名の通り、水がきれいな港町で、訪れた日はちょうど地元のお祭り(=写真)をやっていてにぎやかでした。その晩は慶尚南道の統営へ。こちらも李舜臣ゆかりの遺跡がたくさんあり、韓国南部では修学旅行のメッカだそうです。蓮池薫さんが翻訳した李舜臣の小説「狐将」にもたびたび登場する港町。今回の旅でソウルや釜山とは一味違う、奥深い韓国を味わうことができました。
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5月1日(土)晴れ 花々が咲き乱れる光州にて@韓国
光州事件から30年目の5月、初めて光州にやってきました。ここが光州事件の現場となったところです。当時中学1年だった私にはかすかな記憶すらなく、つい最近まで、この事件のことは何ひとつ知りませんでした。しかし、現場に足を運んでみて、いろいろと考えさせられることが多く、実り多い旅となりました。この季節の韓国はつつじや芝桜が満開!日本より湿度が低いせいか、とにかく花の色が美しく鮮やかに見えるのです。韓国でも若い人は事件のことをあまり知らず、関心もあまりないと聞きましたが、こんなに美しいところで起きた悲惨な事件を私たちは風化させてはいけないと思いました。
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4月20日(火)曇りときどき雨 上海世博会のリハーサル会場にて@上海
久しぶりの上海。約20万人を動員して行われた上海万博のリハーサル会場に足を運んでみると、予想通り、人、人、人の波。巨大な中国館を横目に日本館をのぞいてみましたが、あいにく入ることはできず、船で浦西に渡って日本産業館を見てきました。今はまさに万博で盛り上がろうという時期なのでしょうが、お天気は毎日のように雨。せっかくきれいに咲いている八重桜も寒そうでした。青海省の大地震のニュースも多く、夜テレビをつけると、被災地への支援を呼びかける特別番組を放送していました。日本ではまず見ることはない特異な内容の番組を、つい最後まで凝視してしまいました。
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3月11日(木)晴れ 『ソウル1945』
このところ連日見ている韓国ドラマがあります。『ソウル1945』という2006年に韓国で放送されたドラマで、文字通り、1945年をはさんだ朝鮮半島の動乱期を描いています。韓国の「親日派」の存在は、私にはよく理解できないものでしたが、ドラマを見ていて、実によくわかりました。親日派が反共となり、新米となって生き残ろうとする姿も・・・。また解放から朝鮮戦争に到る経緯もよくわかり、イ・スンマンなど実在の人物も登場します。隣の国でどれだけの犠牲と苦痛があったのか、私はあまりにも知らなすぎました。その事実に日々驚いています。以前、韓国からきた学者が講演会で「日本に来ると、元気なお年寄りがとても多いと感じる。うらやましい」と話していたことを思い出しました。
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3月3日(水)晴れ 大根餅の思い出
久しぶりに大根餅を手作りしてみました。大根餅を自分で作れるんだ、と知ったのは私がまだ新聞記者だった24〜25歳頃のことです。台湾に駐在経験があって台湾史にくわしい日本人の方のお宅に、毎月、台湾史の勉強に通っていました。集まるのは台湾人の若い留学生ばかりで、日本人は私ひとり。2〜3時間勉強したあと、奥様が作るおいしい夕ご飯をごちそうになるのが常で、台湾料理や日本の家庭料理がたくさん並ぶ夕食がとても楽しみでした。そのとき、よく出た奥様の得意料理のひとつが大根餅。お店で食べるのとは違って、シャキシャキした大根の千切りの舌触りがとてもよく、ご夫婦の愛情と熱心な留学生たちに囲まれて、心まで温かくなったものでした。
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2月13日(土)小雨 ベラルーシ料理で『年夜飯』
明日は中華圏のお正月(春節)で、今日は大晦日、ということで、友人とちょっと盛大に(?)、年夜飯(大晦日の晩餐)を食べることにしました。このところ中華が続いたので、今回は趣向を変えて、なぜかベラルーシ料理です。ベラルーシは旧ソ連から1991年に独立した新しい国で、東欧に近い森と湖の国。日本では馴染みがないのですが、ここのお料理が何ともすばらしくおいしい!のです。ジャガイモやキャベツ、サワークリーム、香草などを多用した素朴なお料理に舌鼓を打ちつつ、爆竹はないけれど、新しい年に向けて気持ちを新たにした一夜でした。
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1月22日(金)晴れ 金海子さんのヌビの世界
忙しい合間を縫って、東京ドームで開催中のキルト・フェスティバルに行ってきました。今回の目玉は、韓国でヌビと呼ばれる刺し子の大家、金海子(キム・ヘジャ)さんの作品が展示されることです。ご本人も来日して実演したそうですが、残念ながらその瞬間には間に合いませんでした。ヌビといえば、コースターとかティーコゼ、せいぜいコートぐらいしか思い浮かびませんが、展示されていたヌビのチマチョゴリは、それはそれはすばらしく、どんなに目を凝らしても、ミシンで縫ったようにしか見えませんでした。こうして自分の作品が後々まで残るなんて、すばらしいことですね。
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1月15日(金)晴れ 落ち着くところ
仕事で大阪に来たので、ほんの短い時間でしたが、大阪鶴橋のコリアンタウンに行ってきました。初めてここにきたのは大学時代でしたから、もう20年以上前になります。その頃、韓国にはまったく興味はなかったのですが、なぜかここには行ってみたかったのです。大阪北の高級住宅地に住んでいた知人に「行ってみたい」と話したところ、怪訝な顔をされました。ひとりで鶴橋で焼き肉を食べ、おみやげにキムチを買って帰ったところ「よく無事で帰ってきた」とまで言われたものです。その知人も今ではすっかり韓流ファンですから、笑ってしまいます(笑)。チヂミやのり巻き、チマチョゴリを売る夕暮れどきの細い路地ぶらつきながら、この20年間の日韓関係の変化を思い返しました。
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1月5日(火)晴れ トラとホランイと老虎と
いよいよ2010年が始まりました。今年は虎年。虎のイメージからか劇的な変化の年という説もありますが、さて、どうなるでしょうか。お隣の韓国や中国でも同じ虎年です。韓国では虎(ホランイ)といえば昔から信仰の対象となった霊獣で、民画に描かれたり、ソウルオリンピックのマスコットになるなど、とても親しまれてきました。中国でも虎は神聖な動物とされてきましたが、最近では動物園で虎に生きた牛をエサとしてあげていたとか、絶滅したといわれてきた華南虎のニセモノ写真が出回ったりするなど、あまりよい話題がありません。そういえば長沙の動物園では虎年にちなんで本物の「虎のひげ」を100元で売り出した、なんてトピックもありました。アメリカのタイガーは大変なことになっていますが・・・。何はともあれ、今年がよい年となりますように。
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12月28日(月)晴れ 櫻花縁 〜中大人在日本〜
香港中文大学の在日同窓生や日本に留学・仕事で来た経験のある同大卒業生など有志で、文集を作りました。その名も「櫻花縁」(桜の花の縁で)。まだ私が生まれる前の1964年に卒業し、来日した大先輩をはじめ、最近卒業したフレッシュな若者など、24名の作文や懐かしい写真が収められています。私も留学時代の写真をセレクトしながら、当時、下宿していた家の思い出などを執筆しました。同文集はほとんどが中国語で執筆されており、香港の一般書店でも80香港ドルで発売になるそうです。香港の書店で見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。
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12月23日(水)晴れ チンギスハーン由来の火鍋
年末でもろもろ追い込まれているところで、景気づけ(?)に台湾火鍋を食べに行くことにしました。日本橋に本店がある「天香回味」は台湾にもお店がある有名な火鍋店です。なんでも強靭な肉体作りのためにチンギスハーンが考案したという火鍋は天香鍋と回味鍋の2つのスープがベース。そこに数十種類の天然植物エキスを入れてダシを取り、キノコ類や野菜、お肉、フカヒレなどを入れて、たれはつけずにスープごと味わうというものです。ものすごい香辛料の臭いにクラクラしながらも、年末の体力増強にはもってこいのおいしいお料理を堪能しました。台湾とチンギスハーンの関係については最後まで(?)ではありましたが。
天香回味 日本橋店 http://r.gnavi.co.jp/g959901/
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12月1日(火)晴れ 読売新聞にも載りました
本日、読売新聞の朝刊「くらし」のページに『ポジャギ』本の紹介記事が載りました。通常、書評は日曜日に載ることがほとんどですが、これは一般の記事の形で、わりと大きく載せていただいて、本当にうれしかったです。書評欄には目を通さない主婦の方や、図書館などで偶然に読んでくださった方もいると思います。全国紙に載ったことで、雑誌とは違って、幅広い層、しかも全国の方々に記事を読んでもらうことができました。なお、この記事は読売オンラインでは読書のページに転載されていました。
読売オンライン http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20091201bk07.htm
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11月10日(火)晴れ 「ポジャギ本」の書評
7月の書籍発売以降、おかげさまで数々の新聞や雑誌が書評を載せてくださいました。「スッカラ」(10月号)を始め、「サンデー毎日」(9月6日号)、「週刊ポスト」(9月11日号)、「銀花」(秋号)、「サンケイエクスプレス」、「クウネル」、「キルト・ジャパン」、「山梨日日新聞」、「京都新聞」、「河北新報」、「韓国語ジャーナル」等々・・・。短評であっても、書き手によって捉えるポイントやおもしろく感じるところが異なり、それを読むことが私の勉強にもなりました。ふだん何気なく読んでいる書評ですが、自分にどれだけの引き出しがあるか、自分の知識や教養によってものの見方は違うのだ、という当たり前のことを知った気がします。取り上げてくださった方々、そして書評を読んで買ってくださった方々、ありがとうございました。
ウェブマガジン「この惑星」 http://www.konohoshi.jp/book/090910/
(ポジャギ記事が載っています)
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10月24日(土)晴れのち雨 昆劇と梅蘭芳
日中友好会館で昆劇を鑑賞してきました。昆劇とは明代からある中国で最も古い伝統演劇で、京劇や地方劇にも影響を与えたというもので、華麗で優雅なセリフ回しが特徴です。会場はせまく、席は前のほうだったので、役者の目の動きもよく見えて、とてもおもしろかったです。ちょうど京劇役者「梅蘭芳」の展示もあったので見てきたのですが、北京の記念館にはなかったものもあり、興味深かったです。せっかくなので、梅蘭芳の「覇王別姫」のDVDも買ってみました。それにしても、中国では職業などに○級とつけるのが好きですが、どうしてでしょう。俳優の略歴を見ると、「1984年生まれ、国家2級俳優」などと書かれていて、ちょっとかわいそうな気もしました。
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10月17日(土)晴れ 国際服飾学会で発表
7月に『ポジャギ 韓国の包む文化』(白水社)を出版したことによるご縁で、梨花女子大学で行われた国際服飾学会で、ポジャギとふろしきの比較について、研究発表させていただきました。といっても、私は事前に短い論文を送っただけで、残りは全部、共同発表者である梨花女子大学の友人がやってくれたのですが。私の研究内容はまだまだ浅いものですが、私のものの見方、視点については、ほめてくださる方もいて、認めてもらえたときにはとてもうれしく思います。今後も地味ながら、日韓、そして日韓中の文化比較をしていければ、と思っています。
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10月1日(木)晴れ 60周年と13年目
今日は中国の建国60周年の日。朝から中国のテレビニュースを見ていました。大陸間弾道ミサイルなどの軍事パレード、女性兵士の行進など、蟻のすき入る間もないほどの整然とした祭典でした。今日、10月1日は私がフリーになった日でもあります。生まれた子がもう中学生になるほどの年月をここで過ごしてきたかと思うと、感慨深いものがあります。当初は年に6回か7回ほど海外に出ていましたが、年を追うごとに回数は減り、今では年に2回ぐらいしか日本を出られなくなってしまいました。とはいえ、中国は若い頃にずいぶんと歩いたので、地図を見ると、ほとんどの省に出かけており、自分でも驚きます。また、あの頃のバイタリティーを取り戻したいと思います。
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9月2日(水)晴れ アジア・ユース・オーケストラ
香港経済貿易代表部などからのご案内で、今年も「アジア・ユース・オーケストラ」の演奏会を見にいってきました。毎年、香港、日本、台湾、中国、韓国、マレーシアなどアジア数カ国から若手の演奏会を選出し、アジア各国で演奏会を行うというものです。一流のオーケストラに比べれば、演奏は未熟ですが、若いエネルギーとパワーがみなぎり、とてもよい雰囲気なのです。この日は、今年の演奏会のラスト。指揮者がそのことに触れると、泣き出す子もいました。演奏会の翌日には、それぞれの国に帰っていくということで、全員で会う機会はもう二度とないそうです。若いってすばらしい、クラシックですばらしい、と感じた1日でした。
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8月27日(木)晴れ 東アジアの建築文化
今日は千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館に行ってきました。特別展「東アジアの宮殿・寺院・住宅」に興味があったのです。実際の住宅を見るのではなく、展示でこのテーマについて見せるのは難しいことですが、宗教建築、住宅建築という枠組みを設け、それらの建築を作り上げていく技術や生産体制について、わかりやすい文章で紹介していました。韓国、中国、日本はそれぞれ似て非なる建築様式なのに、私たち素人でも、一見しただけで、その違いがわかるのは、なぜなのでしょう?おもしろいテーマです。
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8月23日(日)晴れ@ソウル 喪に服す景福宮にて
今日は金大中元大統領の国葬の日です。私のホテルは仁寺洞の近くで、ふだんと変わりなく観光客であふれていましたが、市庁前では献花の人が夜中まで絶えなかったと聞きました。帰国前に景福宮を訪れようと出かけたところ、門番が全員喪服で整列していました。通常は赤や青の伝統的な衣装を着ており、観光客が記念写真を撮っていますが、この日は特別に、白の大麻の喪服に身を包んでいました。韓国ドラマなどでも、王様の喪中は宮中の全員が白い喪服を着ますが、それと同じですね。とても珍しいシーンなので、さまざまな角度から写真を撮りました。
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8月21日(金)晴れ@ソウル 夏のソウルのオミジャファチェ(五味子花菜)
数日前から韓国ソウルに来ています。本のお礼や今後のお願い事などが主な用事ですが、それ以外にもコンサート、美術館見物、ポジャギ関係の取材も兼ねています。もちろん、食事も楽しみのひとつですが、ティータイムはやはり韓国名物の伝統茶。中でもオミジャ茶は大好きな飲み物で、私はお茶の中に梨やスイカなどを入れたオミジャファチェが大好物です。
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7月14日(火)晴れ ポジャギの本を出版しました
「ポジャギ 韓国の包む文化」(白水社)を出版しました。私の趣味でもあり、いきがいでもある韓国のポジャギ(褓子器)について歴史や魅力をさまざまな角度から紹介した本です。ポジャギは韓国のパッチワークや風呂敷とも呼ばれていますが、日本の風呂敷との比較も取り上げています。取材のために韓国には何度も足を運びましたが、ようやく出版の日を迎えることができて、本当によかったと思っています。マニアックな内容ですが、多くの人に読んでいただけたらうれしいです。
白水社HP http://www.hakusuisha.co.jp/
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7月9日(木)晴れ 台湾とは・・・解けない数学
ポレポレ東中野で、ドキュメンタリー映画『台湾人生』を見てきました。台北、基隆、花蓮、高雄に住む元日本人のおじいさんやおばあさんの日常を追いながら、彼らの言葉(日本語)を拾い上げていく映画です。偏った見方ではなく、淡々と素の老人を描いた作品に、会場からはすすり泣きの声も聞こえました。最後に基隆のおばあさんが語った日本に対する複雑な心情がなんとも印象的です。「台湾人のね、悔しさと懐かしさと・・・本当にね・・・解けない数学なんです」。
「台湾人生」公式サイト http://www.taiwan-jinsei.com/index.html
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6月4日(木)くもり あの日から20年
今日、6月4日で中国の天安門事件から丸20年となります。北京の天安門広場では観光客を制限し、厳戒態勢をしいています。20年前のあの日、私は大学4年生で、6月4日はちょうど教育実習の初日でした。実習をする高校に向かう早朝の電車の中で読んだ新聞を持つ手が震えました。担任の先生から「自己紹介のあと、今回の事件について一言」とふられ、ますます身体が硬くなってしまったことを覚えています。あの頃の大学生も、もう40代。中国を支える働き盛りです。この20年間の中国の目覚しい変化と、20年経っても変わらない部分に今日は思いを馳せています。
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5月21日(木)晴れ 野生五味子
3月に中国・延吉の市場で買ってきた「野生五味子」を飲んでみました。五味子(おみじゃ)とは朝鮮五味子(ちょうせんごみし)という植物の果実のことで、赤くて実はアセロラみたいな感じ。その名の通り、甘味、苦味、酸味、辛味、塩味が含まれているそうで、カルシウムや鉄分、ビタミンが豊富です。以前、函館の山で取材をしていたときに、この実がなっているところを見たことがあります。韓国では粉末やジャムにして販売する五味子茶(おみじゃちゃ)が一般的ですが、中国で見たのは初めてでした。甘い粉末に加工していない貴重な野生の五味子は500gで25元という安さ。お湯で煮出して飲んでみたら、酸っぱいなかにほんのり甘味があって、おいしかったです。
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4月16日(木) 晴れ 新幹線に乗って天津へ…
北京滞在中、新幹線に乗ってみたくて、それだけのために天津まで足を伸ばしました。
北京南駅の広くてきれいなことにまずびっくり。おいしそうなお弁当や
おしゃれなパン屋さんもありました。日本やドイツの技術を導入した
とのことですが、座席は少し窮屈でした。でも時速288キロで
揺れもせず、車窓からの眺めもすばらしかったです。平日の昼間でしたが、
座席はほぼ満席でした。天津を訪れたのは何と20年ぶり。駅前もすっかり
変わってしまい、浦島太郎状態でしたが、よい経験ができました。
北京から上海への新幹線開通も楽しみです。
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3月26日(木) 晴れ@中国 北京に春がきて
寒さに震えた延吉から空路、北京に入りました。北京は約1年ぶりです。
この季節に北京にきたのは初めてですが、空港から市内までの道路には
大きな楊樹があり、緑の芽が枝垂れていて、それは美しいです。
マンションや公園の脇にはレンギョウの黄色い花、そして白く大きな花は
木蓮です。北京飯店でタクシーを降りると、ひときわ大きな木蓮の花が
植えられていて、思わず写真を撮りました。市内では梅蘭芳記念館や
前門、おしゃれな胡同などを回り、まさにおのぼりさんコースを堪能。
1989年の北京短期留学から21年目にようやく味わえた美しい春でした。
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3月23日(月) 晴れ@中国 延辺朝鮮族自治州の旅(2)
今日も再び豆満江沿いをバスで走り、国境の町、図們(ともん)に
やってきました。ここは観光地になっており、入場料を払って国境となる
図們大橋の真ん中まで歩いていくことができます。中国人の係官に
連れられて橋の真ん中で記念写真を撮り、建物の屋上から北朝鮮をじっくり
眺めました。対岸は南陽という町です。橋の上で記念写真を撮っていると、
いとも簡単に「国境」の白線を越えて、北に向かって歩いていくひとりの
男性がいました。黒いビニール袋を持ってスタスタと…。どうやら国境付近で業務を
している特別なパスを持っている人のようでした。周辺の売店では北朝鮮のバッジや
記念切手、お札などが販売されていて、販売員は片言の日本語も話していました。
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3月21日(土) 雪のち晴れ@中国 延辺朝鮮族自治州の旅(1)
久しぶりに中国にやってきました。昨日、大連経由で延辺朝鮮族自治州
の延吉に入り、今日はマイクロバスで豆満江沿いを飛ばし、三合という町で
昼食を取りました。山また山をひた走ったところにポツンとあったのが
朝鮮族が経営している小さな地鶏の専門店です。テーブルの上にはトラジ(桔梗の根)
や小エビ、ゆで卵、地鶏、じゃがいもの炒め物などが満載で、そのおいしいこと!
山の中とは思えないほどふんだんな料理に寒さも吹き飛び、大満足でした。
対岸は北朝鮮の会寧という町で、金正日のお母さんが生まれたところ。
料理店の周囲には真っ青や真っ赤に塗った壁や屋根の家々があり、奇妙な風景でした。
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2月23日(月)雨 『北京探訪―知られざる歴史と今』
私が所属している東洋文化研究会編として、『北京探訪』(愛育社)
という本を出版しました。北京を中心として中国の
歴史や書、小説、映画、宗教、医療、画、風俗などさまざまな分野について
研究会の有志が集まり、ひとり8ページずつ、30人で執筆しました。
私は韓国のポジャギを学んでいる関係から中国の風呂敷文化について
担当しました。雲南省や貴州省、江蘇省の風呂敷の写真も載せてあります。
口絵は1930年代、日本で発行されたと思われる北京市内の貴重なカラー地図。
地図には一部「北平」の表記があったり、市電や市バスの線路も見えます。
虫眼鏡で眺めてみれば、戦前の北京を散歩した気分に(?)なるかもしれません。
私のような地図好きの方もぜひ、お買い求めをお願いします。
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2月17日(火)晴れ 日本スミレ
自宅の近所に大きな門構えの家があり、毎年春が近づくと
その家の垣根の下に可憐な紫色の日本スミレが咲きます。
今年もいつの間にか、もう満開。スミレといえば、幼い頃の思い出が
あります。春になると母と2人で裏山にスミレを取りにいきました。
山に生えているスミレをスコップで取って家の庭に植え替えるのです。
やってはいけないことかもしれませんが、
実家も山の中なので植え替えても元気に咲いていました(笑)。
都会にいても、かわいいスミレを見ると山梨の山々を思い出します。
インターネットで調べてみたら、なんとスミレの学名はマンジュリカといい、
満州という意味なのだとか。中国の山にも咲いているのでしょうか。
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2月11日(水)くもり 中国少数民族の刺繍工芸
日中友好会館美術館で開催中の少数民族の刺繍工芸を見に行ってきました。中国美術館の収蔵品から刺繍工芸80点が展示されていて圧巻。あまりのすばらしさに驚きました。展示品は刺繍を施した子守帯、子供用ベスト、衿飾り、靴、帽子、胸当てなどで、1930年〜1980年頃までの貴州省、雲南省の苗(ミャオ)族、トン族などの女性が作った作品が中心です。中には私が知らなかった土家族(湖南)、革家族(貴州)なんていうのも。同時開催で少数民族の写真や絵画もあったのですが、苗族も1種類ではなくその衣装の特徴によって青ミャオ、黒ミャオ、花裾ミャオ、銀繍ミャオという呼び名がつけられているとか。この写真の女の子は貴州の通称・長角ミャオ。髪の毛に毛糸を巻いて大きなマゲを結っていることからそう呼ばれているのだそうです。それにしても何でこんなに不便で動きにくい格好をするのか?文化とはおもしろいものです。帰りは日中友好会館内の「豫園」でご飯を食べ、中国気分の1日でした。
写真家・角尾貞之さんのHP http://www2.neweb.ne.jp/wd/sadachan/toppage.htm
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1月22日(木)雨 新年快楽
中国では日本と違って旧暦でお正月を祝います。今年は1月26日が「初一」(元旦)、でも、上海の友人によると、もう街はすっかりお正月ムードでショッピングセンターは大混雑だそうです。私も気分だけ、仕事机の壁に「福」の字を逆さにして貼ってみました。中国では昔から福到、といって、福の字を逆さにして飾ると福がやってくると言われているのです。中国人の家やレストラン、日本でも中国関係の大学教授の研究室などに行くと、よくこの福の紙を見かけますね。お正月だけでなく、ねんがら年中飾っているようです。我が家の「福」の紙は、昨年マカオの市場で10枚1束で買ったもの。ただの印刷紙ですが、発色がきれいです。今年は「福」の紙で我が家にも「福」がきてほしい、と願っています。
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1月12日(月)晴れ 中国で生き残るために
香港留学時代からお世話になっている元ジェトロの藤原弘さんが本を出版しました。タイトルは「中国で生き残るために」(リブロ)。ロンドンと香港に駐在した経験があり、中国企業や日系企業だけにとどまらず、台湾、欧米、そして韓国企業にもきめ細かくヒアリングして歩く地道な姿勢には、いつも教えられてきました。このたび大連駐在を終えてお帰りになり、まとめたのがこの1冊。具体的な企業の事例が数多く載っており、中国ビジネスに悩む中小企業の経営者の方々にぜひ読んでほしいです。私も中国各地ですばらしい中小企業経営者に出会いました。本を読みながら、日本の製造業を支える彼らの汗を流す姿が目に浮かんできました。
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1月10日(土)晴れ 高句麗とチュモン(朱蒙)
年末年始の体調不良から復活し、ようやく今ごろ大掃除をするかたわら、やっと韓国ドラマ「チュモン」を見終えることができました。昨年の春か夏ごろから見始めたのですが、何といっても全81話という超大作。1話が1時間を超えることもありますから、少しずつ見るといっても大変です。昨年、ぺ・ヨンジュン取材のときに初めて興味を持った高句麗の歴史。高句麗(紀元前37〜668年)は、最盛期には現在の中国東北部や朝鮮半島の大半を占める大国となりました。たかがドラマではありますが、高句麗の歴史をチュモンという魅力的な人物を通して、おおまかに学ぶことができました。それにしても人の縁、出会いと別れというものを、どう受け止め、消化したらよいのでしょうか。最終話のソソノの決断は、涙なくしては見られません。
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12月3日(水)晴れ レスリー・チャンの香港
ベトナム取材時代からの友人が主催する勉強会でアジア映画映画交流史をご専門とする松岡環さんをゲストでお呼びするということで、少し前に購入してななめ読みしていた「レスリー・チャンの香港」を最後まで読んでみました。衝撃的な死を遂げたのは、そう、SARS真っ只中の2003年4月。あれからもうすぐ6年になります。香港の歴史と、レスリーが歩んだ道。その2つを交差して描いた作品は、とてもおもしろく、また初めて知ることも多くよかったです。読んでいて思い出したのは2005年、香港のコンラッドホテルのカフェで、偶然にレスリーが私の隣のテーブルに座って、至近距離で目が合ったときのことです。あの童顔で丹精な顔立ちは、もう見ることはできないのですね。
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11月20日(木)晴れ 上海蟹を食らう!
中国の秋の風物詩といえば、そう、上海蟹です。正式名称は
中国モズクガニというんだとか。今年は先日渋谷の「ワンズ・キッチン」で、
今日は新宿の「露露酒家」で、あわせて2回食べました。
今はメスがおいしい季節とかでメスを注文。小さいだけに食べるところ
も少ないですが、中国にいるような気分になってきます。
願わくば上海蟹を10匹ぐらいお皿に山盛りにしてガツガツ
食べたいものですが、現実はそうはいきません。1匹のメスの
細い足を無理やり砕いて食べ尽くす程度です。それでも
その季節にしかない味覚というのは、豪華なフカヒレよりいいもんです。
陽澄湖も太湖も行ったことがありませんが、なぜか懐かしい気持ちになります。
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11月14日(金)晴れ メラミンと牛乳とヨーグルトで考えたこと
しばらく前から中国のメラミン事件が報道されていました。牛乳といえば
私が小さい頃でも、当たり前のように給食で出されて飲んでいた健康ドリンク。
戦後、日本人の平均身長が12センチも伸びたのは牛乳のおかげ、
ともいわれています。一方、牛乳をあまり飲めない環境にあった
中国人の身長は平均で4センチしか伸びなかったとか。
今回の報道で、香港留学中、スーパーで買った牛乳を「薄くてまずい」と感じ、
あまり飲まなかったことを思い出しました。中国でも、牛乳を飲んだ記憶は
あまりなかったのですが、先日、星野博美さんの本を読んでいて「はっ」と合点が
いきました。生産管理や流通が確立していなかった10年以上前の中国では
ビン入りのヨーグルトは見かけるのに、ヨーグルトのもとになる牛乳は巷で
ほとんど見かけなかったのです。牛乳が毎日当たり前のように飲める幸せ。
そんなことを考えました。
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11月1日(土)くもり アイヌ文化フェスティバル
図書館で「アイヌ文化フェスティバル」のチラシを偶然
見つけて見にいってきました。ちょうどその少し前にNHKで
アイヌ出身の知里幸恵さんの特集をやっていて、関心を持っていたのです。
みんぱくの先生のお話やアイヌ語によるおばあさんの語り、アイヌ伝統の
遊び道具の実演など、おもしろい内容ばかりだったのですが、中でも私が
最も興味を持ったのはアイヌ刺繍の実演でした。チェーンステッチと
ぐし縫いが主で、北海道みやげなどで見たことがあるものばかり。
でも、既製品と違って手作りの刺繍は、それはすばらしいものでした。
とがった独特の模様は魔除けの意味があるのだそうです。
テキストも買ってきたので、一度自分で作ってみたいと思います。
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10月19日(日)晴れ『嗚呼、満蒙開拓団
東京国際女性映画祭のオープニングの日。こちらのドキュメンタリー作品を見にいきました。
タイトルからして地味だとたかをくくっていたら、すごい人で危うく席がなくなるところでした。
30万人に及んだ満蒙開拓団の歴史や背景、実際に開拓団で子ども時代を過ごした人の
話。最も胸を打たれたのは方正地区の日本人公墓を建てた日本人妻、松田ちゑさんのお話でした。
日本人の骨を拾って墓を建てた松田さんは紅衛兵に捕まり投獄されましたが、のちに周恩来に
認められたそうです。佐野眞一氏の文章によると、今、日本は「満州ブーム」なのだとか。
日本の高度経済成長、そして現在の衰退を見つめ直す意味でも、満州は避けて通れない歴史なのだと感じます。
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10月11日(土)小雨 越境者 松田優作
山口県下関市を訪れたのは昨年の初夏。広告の取材でした。
訪れてみたいと思っていたコリアンタウンには生鮮食料品や
民族衣装を売る店、焼き肉店などが並んでいました。今ではグリーンモールと
いうしゃれた名前になっていますが、観光客向けというのはあまりにも
さびれた印象で、物見胡散の私をはねつけるような雰囲気がありました。
その日に歩いた小道のことを、「越境者 松田優作」を読んでいて思い出しました。
下関港からは関釜フェリーが運航していて、東京からきた人間からすれば
韓国がとても身近に感じられます。
しかし、優作にとっての故郷は、差別と偏見と屈辱に満ちていました。
彼が私と同じ誕生日ということもあるのでしょうか。心惹かれます。
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9月27日(土)晴れ 日本人の京劇俳優
秋晴れの今日、池袋の芸術劇場で北京京劇院による京劇を鑑賞しました。今日のメインは『西遊記(無底洞の巻)』で、主役の孫悟空役を演じているのは日本人の石山雄太さん。高校時代に見た京劇が忘れられず、北京に渡り京劇を学んだという京劇俳優さんです。先日は講演もお聞きしました。文化の根本が違う国で伝統芸術を身につけるというのは、想像以上に大変なことであり、すばらしいことだと思います。こうして海外でがんばっている日本人は、決してイチローや松井だけではないのですよね。
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9月21日(日)曇りのち雨@大阪&京都 国立民族学博物館にて
今日は奈良から大阪の国立民族学博物館に向かいました。小学生の頃に一度行ったことがあるのですが、ほとんど記憶になし。以前から深い関心があり、ようやく今日、実現しました。ただ問題はアクセスが非常に悪いことです。奈良から京都のほうがずっと便利だということに気づかず、奈良→大阪を先に予定に組んでしまいました。大阪モノレールで万博記念公園で降りて、そこから徒歩15分。やっと岡本太郎の「太陽の塔」(=写真)が見えたときには、すでに11時半を回っており、午後のことを考えると、常設展しか見る時間がありませんでした。それでも収穫は大。かねてより関心があった 民族学関連の本を数冊購入できました。夕方は京都の高麗美術館で古ポジャギを見る予定だったのですが、ここも京都駅からバスで40分の場所。民博に長くいすぎたせいで断念し、京都は単なるブラブラ散歩にとどまってしまいました。それでも心の洗濯は十分にできました。よいものをたくさん見て、たくさんエネルギーをためて、 いつか排出したいものです。
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9月20日(土)晴れ@大阪&奈良 司馬遼太郎記念館へ
夏にどこにも行けなかったのでミニ秋休みを取って関西にやってきました。今日は午前中、かねてから行きたかった司馬遼太郎記念館へ。駅から離れていて不便ですが、民家の間の細い道を通っていくのは何だか探検しているようで楽しいです。入り口を入って庭を歩くと、窓越しに司馬さんの書斎が(=写真)。展示室には天井まで続く大きな書棚があり、圧巻です。天井にはテレビの「珍百景」でも紹介された坂本竜馬らしき影もありました。ボランティアの方らしい職員はみんな親切で、とても気持ちがよかったです。午後は近鉄に乗って程近い奈良へ。奈良国立博物館を見学したあと、奈良学セミナーハウスで開催中のポジャギ展を見ました。さらに夜間拝観で興福寺にも立ち寄れました。盛りだくさん過ぎて足が棒のようになりましたが、よい一日でした。
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9月14日(日)くもり 今年のムーンケーキは…
今日は中秋節。日本では十五夜でお月見だんごとススキを窓辺に飾りますが、中国では月餅を食べ、家族だんらんで過ごす日です。毎年香港から送っていただく月餅、今年のは「美心」(マキシム)製でした。日本では珍しくなった缶入りタイプです。今年は香港の空港の売店でもおなじみ、「奇華」の月餅も他の方からいただきました。中国では今年から中秋節翌日が祝日になったのだとか。韓国もこの土日月は中秋(チュソク)で3連休。日本、中国、韓国で、同じお月様のもと、奇しくも3日同じ連休を過ごしているのですね。
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8月8日(金)晴れ ベイジン2008
午後8時8分、ついに北京オリンピックが開幕しました。開幕前、つらい出来事があちこちで起こり、開幕が危ぶまれることすらありましたが、無事に開幕できて、ほっとしました。今から20年前の1988年8月、私も国家体育場の近くを無邪気な留学生として歩いていました。当時、私が住んでいたのは郊外にある北京大学の48楼。1階の2人部屋でした。裏の食堂のおじさんはオリンピックで浮かれているだろうか?それともしらけているだろうか?中国語の先生は元気だろうか?話題の小説「ベイジン2008」を読みつつ、今日は北京を想う1日となりました。
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8月2日(土)晴れ 我が家の書棚
数年前に一度、3つある書棚の整理をしたことがあります。そのうちのひとつが「東アジア棚」。床に積んであった本を分野別に仕分けして並べ替えました。いちばん上が台湾、真ん中あたりが中国、下方に香港、そして韓国、その他アジア、と続きます。その後増えた本などを隙間に押し込んでいたら、また順番がぐちゃぐちゃになってきたので、久しぶり整理してみました。いちばん多いのはやはり書籍の発行点数も多い中国でしたが、次に多かったのが台湾。台湾で買ったものも含め80冊以上ありました。
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7月17日(木)晴れ ラクサと福建麺と肉骨茶と…
毎日暑い!ということで、暑いときにぴったりの恵比寿のシンガポール料理店「新東記」に行ってきました。昨年、シンガポール政府観光局から「東京で最もおいしいシンガポール料理店」として表彰されたことのある名店です。私は中国の伝統料理だけでなく、シンガポールやマレーシアの人々がよく食べるラクサやバクテー(肉骨茶)、ホッケンミー(福建麺)、フィッシュヘッドカレーも大好き。ここも日本にありながら、まさにそんな南国の味を味わえる貴重なお店。1年前に訪れたときにはいなかったかわいい柴犬のオリビアも「看板犬」として、出迎えてくれます。
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6月17日(火) 曇り 今年のポジャギ展のご案内
今年も東京・麻布の韓国文化院ギャラリーにて7月8日(火)〜12日(土)まで、からむし工房のポジャギ展が開催されることになりました。今年は大阪の韓国文化院でも8月26日〜30日まで開催します。昨年の「大作」とは異なり、今年は小さな作品しかできませんでしたが、ちょっと夏らしく、可愛いらしい感じに仕上がりました。お時間があったら、ぜひ会場にお運びください。
韓国文化院のHP http://www.koreanculture.jp/japanese/
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6月8日(日)晴れ 香港らしさって何だろう
香港やアジアのサブカルチャーに詳しい友人が本を出版しました。唐楼、鴛鴦茶、九龍のモスク、過海的士などの題材を集めていておもしろいです。本の帯には「香港らしさが好きなんです!」の文字。私は以前から、香港らしさとは何だろう、と考えてきました。中国大陸から人が移り住んではまた出て行く街、香港には独特の雰囲気があります。ここに住むことによって、まるで脳や毛穴から特殊なバイタリティがあふれ出るような。この不思議な「香港らしさ」という分泌物が、時おり無性に欲しくなるときがあります。
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6月4日(水)曇 ぺ・ヨンジュンさんの来日で・・・
韓国ドラマ「太王四神記」のPRのためぺ・ヨンジュンさんが来日しました。午後2時からの会見にはNHKで過去最高という300人ものメディアが押し寄せました。白いメモを手にとって質問を真剣に受けるヨン様の姿は、「ステキ」という以外、言葉が見つかりません。容姿と笑顔ばかりがクローズアップされ、誤解する人もいるようですが、その言動に、まさにプロ中のプロの姿勢を垣間見る思いでした。
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6月3日(火)雨 初めての延辺料理
大久保にある韓国・延辺(えんぺん)料理店「金達来」に行きました。延辺とは中国東北部の都市で、朝鮮族が多く住んでいるところ。北朝鮮やモンゴルの影響を受けた中華料理、ということで、羊の串焼きや干し豆腐の前菜、平壌式冷麺などを食べました。おもしろいのは羊の串焼き(=写真)をとうがらしとクミンを混ぜた粉につけて食べること。一見辛そうですが、あまり辛くなく、しかもお肉が新鮮でおいしかったです。このお店では韓国で滋養強壮に効くというあのお肉も生まれて初めて・・・食べてしまいました。
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5月4日(日)晴れのち曇 韓日子ども工芸交流
ゴールデンウィーク真っ只中の今日は、新宿パークタワーで行っている「韓日子ども工芸交流」展に行ってきました。山梨県甲府市と友好都市である韓国清州市の紹介や特別展、こいのぼり作りや韓国最古の金属活字本直指(ジッジ)の印刷体験などのほか、からむし工房によるポジャギ作り体験も行われ、私も微力ながら、お手伝いをしてきました。かわいい子どもたちが作る小さなチュモニ(きんちゃく)、とっても可愛かったです。
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4月12日(土)晴れ 中国貴州省・トン族の村
友人のカメラマン、佐藤憲一さんが写真展「鼓楼のある村」を目黒のカフェで開いたので、見に行ってきました。佐藤さんはトン族という少数民族が住む貴州省増衝村を7年間に渡って訪ね、村の目印になっている鼓楼や屋根のある珍しい橋、民族衣装、住居、畑、学校、人々などを撮り続けました。すばらしい写真から少数民族の生活や息使いが伝わってきます。
佐藤憲一氏ホームページ http://www.shamuu-photo.com
右:佐藤憲一氏撮影
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4月9日(水)晴れ 映画の中のポジャギ(2)
ハン・ソッキュ主演の韓国映画「恋の罠」を見に行きました。朝鮮王朝時代の官吏と王妃の恋を描いたストーリーで、すてきな韓服の数々を目にすることができました。中でも王妃の手紙を包んだポジャギや王妃の衣装に施された刺繍は、素晴らしいの一言です。上映にあわせて、映画館ではこの映画をイメージしたような書や家具、崔良淑さんのピンクのポジャギも展示されていました。
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3月7日(金)雨 ある台湾人実業家の一生
友人の著書「評伝 王増祥」(勉誠出版)を読みました。著名な人物でもなく、何気なく読み始めたのですが、読みやすい文章と内容のおもしろさに惹かれ、一気に読んでしまいました。王氏は戦前の台湾で生まれた日本語世代で、日本留学を経て香港に渡り、富豪の李嘉誠氏らと親交を持ちます。しかし、日本株の大規模取得から日本企業との裁判に後半生を賭けてしまいます。日本をこよなく愛しながらも日本社会に拒否された王氏の人生からさまざまなことを学ぶことができます。
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2月17日(日)晴れ 映画の中のポジャギ
昨年インタビューし、強く印象に残っている佐々部清監督の最新作「結婚しようよ」を観にいきました。映画の中で真野響子さんが私と同じ、韓国のポジャギを趣味にしている設定だと聞いていたので、楽しみにしていました。予想通り、セットの居間にはすてきなポジャギの数々が飾られていました。映画では吉田拓郎の「落陽」、「今日までそして明日から」、「人間なんて」、「イメージの詩」などの懐かしい曲も流れてきます。自然と、じんわり涙が出てくる映画です。
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1月22日(火)晴れ 故宮博物院の秘宝@台北
台湾に到着し、空港から故宮博物院に直行しました。以前何度も訪れていますが、2006年にリニューアルして以後は初めてです。展示スタイルがガラっと変わり、さすがに見ごたえがありました。しかし、定番の「翡翠白菜」と「肉形石」は黒山の人だかり・・・台湾人だけでなく、韓国人、日本人も多くて、それぞれのツアーガイドさんの解説を聞くだけでも言葉の勉強になりました。65万点もあるという収蔵品の数々・・・また折に触れ、ゆっくり訪れたい場所のひとつです。
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1月16日(水)晴れ これがうわさの鳥の巣@北京
何年かぶりで北京にやってきました。北京は私が1989年に初めて海外旅行(短期留学)した思い出の地です。取材先はもちろんのこと、今回は北京オリンピック関連の施設も見てみようと、「鳥の巣」(中国国家体育場)へ行ってきました。回りがまだ工事中なのと、カメラマンにとって撮影しやすい場所を探しているうちに、ようやく塀の隙間を見つけました。そこで撮影したのがこの1枚です。毒餃子事件など心配なことも多いですが、開催されるのが楽しみでもあります。
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1月10日(木)晴れ チュンワンで食べる大陸の味@香港
私は昔、香港の田舎、新界に住んでいましたが、ここチュンワンは同じ新界といえども、あまり馴染みがありませんでした。今日訪れたお店は刀削麺(とうしょうめん)の専門店。刀削面といえば山西省の名物です。ここ「山西刀削麺皇」のご主人は20年前、山西省から香港に移民して必死で働き、香港に故郷の味がないことからこのお店を開いたそうです。実際に食べてみて、そのおいしさにびっくり!家の前にこんな安くておいしいお店があったらいいなー、と思うようなお店でした。
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1月7日(月)晴れ 街の床屋さん&カジノスクール@マカオ
新年早々、仕事でマカオにやってきました。ロケハンで市内をウロウロしていたところ、街頭の床屋さんを発見!まだあるんですねぇ。こういうのが。中国では昔よく見たものしたが、経済発展著しいマカオにもまだありました。なんだか微笑ましい気持ち・・・。
続いて、訪れたのがマカオカジノスクール(澳門旅遊博彩技術培訓中心)。カジノ世界一となったマカオでは今、ディーラー人材が不足しているということで、政府が資金を出して無料でディーラーを育成しているそうです。元OLや主婦、コックさんまでディーラーを目指して必死で勉強していました。
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12月26日(水)晴れ 香港からやってきたカレンダー
今年も香港の友人がミニ・カレンダーを送ってくれました。手のひらよりも小さいサイズです。この友人には私も日本のカレンダーを送り、毎年カレンダー交換をしています。日本にはない春節や中秋節の休日が一目でわかるので、出張の予定を立てるときにもGood。仕事場の壁にはって、毎月めくっています。ときには暦を見ながら親しい友人の顔を思い浮かべ、「今日は何してるかな〜」なんて考えたりもします。さて、いよいよ2008年、北京オリンピックの年が始まります。
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12月18日(火)晴れ 嵐を生きた中国知識人
今年の東洋文化研究会の忘年会では、本を当てました。その名も「嵐を生きた中国知識人」(中国書店)。ある中国在住者のブログで知り「読みたいな」と思っていたのですが、高かったので買わずにいたら、ビンゴで当てちゃいました。400ページ、しかも2段組という活字の多さにちょっとひるみますが、1月は乗り物に乗っている時間が長そうなので、カバンにつめて持ち歩き、読まなくちゃ・・・と思います。反右派闘争の実際、そして反右派闘争後の右派や知識人の生活ぶりを知る貴重な資料になりそうです。
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11月23日(金)晴れ 佐賀の旅その2 〜李参平碑〜
陶芸の里、佐賀県有田市を訪れると、ちょうど陶器まつりが開かれていました。鳥居も狛犬も陶器でできている陶山神社の裏山に登ると、陶祖・李参平碑が建っていました。朝鮮半島から連れてこられた李参平は有田の泉山磁石場で白磁石を発見し、初めて磁器の焼成に成功した人といわれています。青々と澄み切った青空のもと、李参平碑が有田の町を見下ろしていました。
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11月22日(木)晴れ 佐賀の旅その1 〜多久聖廟〜
かねてから関心を寄せ、訪ねてみたいと思っていた陶芸の里、佐賀県にやってきました。ここは文禄・慶長の役の際、朝鮮半島から多くの人々が連れてこられたところです。多久市にある多久聖廟は1708年、多久茂文が孔子像を安置し、領民に「敬」の心を培わせようと建てた孔子廟です。ちょうど紅葉が真っ盛りの季節。どこか中国的な雰囲気を漂わせる静かな廟内を歩き、心が洗われる思いがしました。
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11月1日(木)曇りときどき小雨 沖縄密貿易の女王
久しぶりにすばらしいノンフィクションに出会いました。「ナツコ 沖縄密貿易の女王」。文庫になったのを偶然見つけて、一気に読み終えました。戦後の1946年から51年までの混乱期、密貿易の女親分と呼ばれた夏子と、夏子を巡る人々の話ですが、台湾や香港との貿易の話もたくさん出てきます。当時の台湾の様子や、沖縄人の気質についても記述されていて、とても参考になります。それにしても、これだけの取材をする肉体的、金銭的な苦労と努力を考えると・・・・みにつまされます。
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10月26日(金)晴れ@ソウル ソウルのアジュンマたち
取材に寄った薬局のすぐ近くに広蔵市場(カンジャン・シジャン)がありました。薬や植木、ふとん、布などが安い市場として有名ですが、ここの屋台も魅力的です。野菜のビビンバやチジミ、キンパッ(のり巻き)がズラリ。訪れた時間は朝だったこともあって、写真のように食パンに卵焼きのようなものをはさんで焼く料理も作っていました。それにしてもパワフルなのは、ソウルのアジュンマ(おばさん)たち。やっぱり日本人とは食べているものが違う(!)んでしょうか。
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10月24日(水)晴れ@ソウル ヨン様の新ドラマ
ソウル到着1日目の夜、ホテルの部屋でぺ・ヨンジュンさん主演の新ドラマ「太王四神記」を見ました。取材でファンの方からドラマの様子を聞いていた通り、壮大な歴史ドラマで、言葉があまりよくわからなくても十分に楽しめました。街を歩けば相変わらず日本人の奥様たちがあちこちに・・・。日本中で話題になった韓流ブームは去りましたが、根強いファンは今もこうして韓国もうでをしていることを実感しました。
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10月1日(月)小雨のち曇り 民以何食為天
今日は中国人ジャーナリスト、周けいさんの出版記者会見に行ってきました。表題の著書の日本語版「中国の危ない食品」の出版に合わせて来日したそうです。私は友人の紹介で周さんに8月からコンタクトし、9月に雑誌に執筆しました。ですが、お会いするのは今日が初めて。中国の食の問題についてしっかりとした意見を持っている周さんに頼もしさを感じました。あぁ、それにしても毎日中国茶を愛飲している私…。本を読んで、中国茶に農薬がこれほどまでに散布されていたことに、少なからずショックを受けました。
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9月2日(土)晴れ@香港 世界一の飲茶
マカオから香港に入りました。マカオと違って、かつて住んでいた香港ではたくさんの友人が私を待っていてくれました。友人と囲む楽しい食卓は、やはり飲茶。上海や北京、台北、カナダの飲茶もおいしいですが、なんといっても香港の飲茶は世界一おいしい。あらためてそう実感しました。人々の食に対する関心の高さ、味に対する舌の厳しさが、この高いレベルを維持させているのだと感じます。香港が中国に返還されて10年。香港にとって試練もありましたが、ひさびさに飲茶をして、香港の底力を味わいました。そして、私自身、料理からパワーをもらうことができました。
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8月28日(火)晴れ@マカオ ベネチアン・リゾートホテルがオープン
4〜5年ぶりでマカオに取材でやってきました。マカオは中国返還後、しばらくニュースがなかったですが、アメリカのラスベガスがマカオにカジノを作り、昨年はカジノの収益で世界一になったことで一躍、話題になりました。
中でも、目玉といわれている「ベネチアン・マカオ・リゾートホテル」が今日オープン。 ベニスの運河をイメージした川がホテル内を流れています。オープン初日だけで、ここに3000人近くの中国人が大挙して押し寄せました。それにしても、チャイニーズ・パワーはすごい。一夜にしてお金持ちになったような人々が、目を輝かせて札束をポケットから出し、カジノに興じている姿は圧巻でした。
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8月24日(金)晴れ@マカオ マカオ伝統の『押』
マカオに到着しました。マカオといえば、昔からカジノが有名です。しかし、カジノの歴史よりずっと前から、なぜか質屋さんも有名でした。セナド広場のすぐ近くにある質屋博物館は、1917年にマカオの裕福な商人が開いた「徳成按」というお店の一部をそのまま保存し、展示したものです。ソロバンや帳簿などのほか、高価な質草もあります。この写真にあるような看板のマークはマカオ・香港でよく見かけるコウモリが羽を広げた形。街のいたるところでこのマークを見かけました。日本の質屋さんがひっそりしているのに比べて豪華でキラキラ、電飾がついたコウモリもあって、とってもユニークです。
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