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区議会だより

都市整備費の項目で遺体保管業について質問しました(13年10月8日)

 大田区景観計画策定業務1,459万5,000円、策定委員会4回に933,364円支出しています。この計画は「区民、事業者。区が連携して進める景観作りを進めましょう」とし、区民事業者、区の責務を掲げています。今後新たに建設、開発される際のための計画ということです。美しい本が出来ています。
 概要版では、区は次の点に重点的に取り組んでいきます。区民による景観町づくりの支援として、良好な住宅地の環境・景観を守りたい、歴史を生かした景観づくりがしたいなど、景観作りを検討する場合は区にお問い合わせくださいとなっています。計画は「すべてこれからのこと」となっていると思います。
 大田区大森南4,5丁目地域は、「大田区ふるさと発見ガイド」で紹介されていますが、大森南4・5丁目はかつて森ヶ崎町でした。この地名の由来は「大森の先」と言われていて、森ヶ崎町になったとのこと、明治32年に鉱泉が発見されて効用が認められてから鉱泉旅館が立ち並び、臨海行楽地として栄えた。尾崎士郎が人生劇場の後半を執筆したり、向田邦子がテレビドラマの脚本を書いたりと、文芸活動の場にもなった と紹介されている「歴史ある地域」です。
 そして現在は大田区・日本のモノづくりを支える製造業と住宅が一体となり、住民が協力し合って様々な取り組みをしている、区長の言う「地域力」をまさに証明した地域です。日曜日にも防災訓練が森ヶ崎公園で、大森東地域5町会で開催されました。地域振興部長、松原区長も参加されました。
 また、この地域は空港臨海部にあたり、都立大森緑道公園は管理が大田区となり、海辺の散策道路として、整備が進められ、以前の公園の状態と比べると、木々はきれいに植栽され、開放的で明るい散歩、ジョギングにと海辺の散策路にふさわしい公園に変わっています。
 
 決算書土木費272ページでは臨海部散策路の整備 大森南4番〜11番先 380メートル(東京労災病院付近ですが、)5,603万2,200円の区民の税金が使われています。 この写真は大森南4丁目のさき、東京都下水道局森ヶ崎水再生センター西施設側、散策路の森ヶ崎側、大森1中の校庭際です。
 1年中つりを楽しむかた、また夏場はバーべキューを楽しむ方々も多く、喜ばれています。しかし、トイレが無く、景観上も衛生的にもよくないと、設置の要望が強く上がっています。
 ◆質問します。「大田区景観計画」を策定した経過と目的について、また大森南5丁目、森ヶ崎公園周辺は「大田区景観計画」では今後この地域はどういった取り組みになりますか。お答えください。
 
 次に「地域力を生かした大田区まちづくり条例」についてです。平成24年3月「第4章 葬祭場等に係る調整」追加しました。対象となる施設等は葬祭場、遺体保管所・エバーミング施設その他これらに類する施設です。条例は改正されましたが、
 ◆区の指導も受けようとしない遺体保管業者には、関係ない話ですが、大田区まちづくり条例が区民の期待にこたえるものとなるために、区の今後の方向について、お答え下さい。
 しかし大森南5丁目3番47で 遺体保管業者が営業を続けています。届出は倉庫だそうですが、この建物は以前は、自動車修理工場でした。
 右手は森ヶ崎公園、手前は大森1中、そして先ほどの海辺の散策路に繋がっています。
 遺体保管業者の建物は此処です。シャッターが今はとじていますが、御遺体が入るときは御遺体を載せたくるまが全部入れませんので、車半分シャッターから出ているので、中が見えてしまうそうです。見たくなくたって、道路を歩いていれば見えてしまいます。「ひつぎに入っていない御遺体もある」、「顔が見えた」、「女性だった。」と言っていました。また、遺族の方がなかにはいれる広さは無いので、この道路に何人かいた場面を住民の方々が見ておられます。これらの行為は、地域力を生かした大田区まちづくり条例、第4章、第49条管理運営自項(1)作業を行うときは・・遺体搬送用自動車を駐車させて開口部を締め切って行うこと、(10)遺体保管所施設においては親族等の面会は原則として行わないこと、に違反しているのではないでしょうか。
 隣は長年ものづくりにがんばっている工場です。従業員の方もいますが、壁1まい隣が遺体保管所です。そこで1日中働き、お昼ご飯も休憩時のお茶も飲んでいるのです。手前の建物は住宅です。このお宅とも20センチ程度しか間がありません。玄関を出れば遺体保管所です。裏手は大田区立森ヶ崎児童公園です。町会の皆さんが清掃活動してくれています。桜の立派な木があり、以前は花見の頃は近所の皆さんが楽しみにしお花見をしていましたが、今は桜が満開でも人はまばらです。
 また、この地域が地震災害時に停電になったら、浸水の被害になったら、御遺体保管業者の建物はどうなるのか など考えるとさらに不安が広がっています。
 地域のみなさんは仕事しながらも、体調が悪くても、署名を集め運動して、区議会に陳情し、意見書提出も実現し、まちづくり条例改正され葬祭場等に係る調整が加えられ、大田区民のまちづくりには一助になりましたが、周辺住民には何も無いのです。苦しみ続けているのです。裁判まで掛けられ多額の費用を負担し、公判には仕事を休み、身体の不自由な方も霞ヶ関まで出かけたのです。条例がかいせいされても、景観計画がつくられても大森南地域の住民には何もない。区長これでいいのですか。
 ◆区長のお気持ちを最後にうかがいます。

 周辺住民の皆さん、町会の皆さんは本当に疲弊しています。
 ある日突然御遺体を保管する業者がやってきたのです。この地で生まれ、働き、所帯をもち、子どもを育て、住み続けているかけがえの無いふるさと。大田区の産業の生命線であると区長が大事に考えているモノづくりの集積地、大森南、森ヶ崎の地に、です。しっかり指導していってほしいと、強く要望します。

 以上が質問した概要です。

 課長、部長には、もう少し踏み込んで区の責任を示していただきたかったのですが、答弁は今までとあまり変わりません。御遺体保管業者にたいして区がしっかり指導してくれるのか、不安はぬぐえません。しかし、本会議場にいた議員、部課長、事務局の約100人には、大田区内で現実に起こっている事態がわかってくれたようです。ある議員は写真をよく見せてください。と言ってきました。