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  シャムネコ『ココ』とクィラランのシリーズは、1966年に初めて出版されました。作者のリリアンさんは1979年に長年勤めた新聞社を退職して、本格的に執筆活動に入ったそうなので、相当な高齢ですね。(それまでは兼業作家さんだったのでしょうか?)
今でも精力的に執筆活動を続けていて、年に1作のペースで新作を発表してるらしいです。
  ココ・シリーズは、シリーズそのものが長いので、じっくりと読むことができますし、長い休みなんかに一気読みするっていうのにもぴったりなんではないでしょうか。堅い感じですが、事件やストーリーはそれほど重くないので、すらすらと読めちゃうと思います。

著作リスト

猫は殺しをかぎつける
猫は手がかりを読む
猫はソファをかじる
猫はスイッチを入れる
猫はシェイクスピアを知っている
猫は糊をなめる
猫は床下にもぐる
猫は幽霊と話す
猫はペントハウスに住む
猫は鳥を見つめる
猫は山をも動かす
猫は留守番をする
猫はクロゼットに隠れる
猫は島へ渡る
猫は汽笛をならす
猫はチーズをねだる
猫は泥棒を追いかける
猫は鳥と歌う
猫はブラームスを演奏する
猫は郵便配達をする
猫は流れ星を見る
猫はコインを貯める
猫は火事場にかけつける
猫は川辺で首をかしげる
猫は銀幕デビューをする
猫は日記をつける
猫は七面鳥とおしゃべりする
猫はバナナの皮をむく
猫は爆弾を落とす

The Cat Who Saw Red  猫は殺しをかぎつける     ハヤカワ文庫


The Cat Who Could Read  猫は手がかりを読む     ハヤカワ文庫  1988年

  ココ・シリーズの第一作目です。ココとの馴れ初めが書かれています。
  新任の新聞記者クィラランは、美術記事担当となり、画家や批評家の取材を始めます。が、嫉妬や中傷が渦巻く美術業界の暗部に翻弄されて、その上殺人事件まで起きてしまいどうにもならない状態に・・・。が、そんな彼の前に一匹の猫が・・・・・
シャムネコのココの指し示すヒントに導かれつつ、クィラランは事件の本質に迫ろうとしていた・・・・・

The Cat Who Ate Danich  猫はソファをかじる     ハヤカワ文庫  1989年


The Cat Who Turned On And Off  猫はスイッチを入れる     ハヤカワ文庫  1990年


The Cat Who Had 14 Tales  猫は14の謎を持つ(短編集)     ハヤカワ文庫1991年


The Cat Who Know Shakespeare  猫はシェイクスピアを知っている     ハヤカワ文庫  1992年

  コブ夫人がまたしてもダメ男に恋してしまいます。
  肝心の事件は、最後の最後で盛り上がる。でも、被疑者死亡だし、クィラランの屋敷は火事で焼失してしまうし、損害は甚大。

The Cat Who Sniffed Glue  猫は糊をなめる     ハヤカワ文庫  1992年

  この巻では、うれしいことにポリーとの仲がこじれます(笑)

The Cat Who Went Underground  猫は床下にもぐる     ハヤカワ文庫  1993年


The Cat Who Talked To Ghosts  猫は幽霊と話す     ハヤカワ文庫  1994年

  おいしそうな食べ物を次々披露してきたコブ夫人がぁぁぁぁぁ・・・・・

The Cat Who Lived High  猫はペントハウスに住む     ハヤカワ文庫  1994年

  昔の友人の頼みで、取り壊されそうな高級アパートメントの保存のために、久々にクィララン言うところの『南』へ。シリーズの最初のころに出てきた人たちが、久々に登場します。

The Cat Who Knew A Cardinal  猫は鳥を見つめる     ハヤカワ文庫  1995年

  りんご貯蔵庫を改装して住み始めます。
  ポリーが小さな浮気心を起こして、それが今回の殺人事件にビミョウなつながりを与えてしまいます。モテモテなクィラランにあてつけたいという女心は理解できますが、罰当たりです→ポリー。
  今回の犯人は、犯人として全然惜しくない人物でした(笑)

The Cat Who Moved A Mountain  猫は山をも動かす     ハヤカワ文庫  1995年

  ムース郡での5年間が過ぎ、遺言が確定し晴れて億万長者となったクィラランは、これからの身の振り方をじっくり考えるべく、山に篭ることに決めた。その山では一年前に殺人事件が起きていた。正義が行われていない事に憤りを感じたクィラランは、さっそく事件をほじくり返すことに。
  水戸黄門ばりの活躍です。

The Cat Who Wasn´t There  猫は留守番をする     ハヤカワ文庫  1996年

  クィララン達がスコットランド旅行に行く事になり、連れて行けない猫たちは題名のとおりお留守番をすることになります(専属のシェフ付ですが)。
  野心家の、クィラランの元ガールフレンドにより、ポリーが命を狙われる羽目に・・・。でも事件は意外な方へと進んでゆく。

The Cat Who Went Into The Closet  猫はクロゼットに隠れる     ハヤカワ文庫  1997年

  クィラランは一冬を、ユーフォニア・ゲージの所有するクロゼットが50もある豪華な屋敷で過ごすことになりました。ところが、フロリダで穏やかに隠居生活を楽しんでいると思われていたゲージ夫人が自殺したとの通報が入り・・・・・

ハロウィンのお菓子にリンゴはちょっとねぇ・・・純粋な嫌がらせだよね。

The Cat Who Came To Breakfast  猫は島へ渡る     ハヤカワ文庫  1997年

  ニックとローリが朝食島と呼ばれるリゾート地でB&Bをはじめた。が、不可解な事件が立て続けに起きたため、心配になった二人はクィラランへ相談を持ちかける。ポリーがオレゴンに旅行に行ってしまい暇を持て余していたクィラランは、嫌々ながらも行くことに。

The Cat Who Blew The Whistle  猫は汽笛を鳴らす     ハヤカワ文庫  1998年

  ゲージおばあちゃんの事件の際、クィラランの手足となり事件解決のお手伝いをしたフロリダのシーリア・ロビンソンが、とうとうピカックスへやって来ることを決意しました。そしてまたもやクィラランに遠隔操作されて事件を捜査することに・・・
  自分勝手でわがまま度を増してきているポリーが、心臓発作で入院します。

カピブルス・・・ミルドレッドによれば、これはクルトンにパルメザンチーズ&ガーリックソルト&赤唐辛子&ウスターソースをまぶしてトーストしたものだそう。猫じゃなくても食べたいなぁ。

The Cat Who Said Cheese  猫はチーズをねだる     ハヤカワ文庫  1999年

  ピカックスにも開発の波が訪れはじめます。次々と新しい趣向の店が開店します。
ニックとローリは『スープ屋さん』をはじめます。
ずっと行方不明だったコブ夫人のレシピ本が匿名で返却されます。

The Cat Who Tailed A Thief  猫は泥棒を追いかける     ハヤカワ文庫  1999年


The Cat Who Sang For The Birds  猫は鳥と歌う     ハヤカワ文庫  2000年


The Cat Who Played Brahms  猫はブラームスを演奏する     ハヤカワ文庫  2001年


The Cat Who Played Post Office  猫は郵便配達をする     ハヤカワ文庫  2002年


The Cat Who Saw Stars  猫は流れ星を見る     ハヤカワ文庫  2002年


The Cat Who Robbed A Bank  猫はコインを貯める     ハヤカワ文庫  2002年


The Cat Who Smelled A Rat  猫は火事場にかけつける     ハヤカワ文庫  2003年


The Cat Who Went Up The Creek  猫は川辺で首をかしげる     ハヤカワ文庫  2004年

  ブラック・クリークで宿屋を営み始めたローリ・バンパから、建物がなにかに呪われているようだ・・と相談されたクィラランは捜査がてら宿泊して休暇を楽しむことに。ちょうどポリーはお姉さんと一緒に旅行中。気楽な気持ちで出かけるが・・・

旅先から送られてくるポリーの絵葉書は、まるで電報のようで感情がこもってません。なかなか面白い展開(笑)