今回発覚した新たな医療ミスの情報を、私は昨年の夏にはすでに把握しておりました。
ご遺族と何度もお話をする機会があり、改めて筑波メディカルセンターの悪質さ、根腐れを起こした体質に怒りがこみ上げてきました。
ご遺族は、事故発覚後の話し合いで、間違いなく当時の執刀医に事実の公表を要求し、執刀医はご遺族の求めに応じる約束をしています。
ガーゼ遺残の事実が明らかになった時、執刀医はご遺族の前で土下座をして謝罪されたそうです。
当然のこと、ご遺族は病院側からの誠意ある対応を期待されていたはずです。
ところが、その後まったく事故の公表がされることはなく、執刀医も筑波メディカルセンターを離職し地方の大学病院に移ってしまった。
ここまでの情報を根拠にして、私はこの執刀医がご遺族との約束を守らずに逃げたのだと判断していました。
余談ですが、平成16年、東京地裁に提訴された筑波メディカルセンター心臓外科の医療過誤訴訟は、平成18年に示談成立となり終結しましたが、その際に被告
筑波メディカルセンター側は、今後一切マスコミ等に口外しないことを和解条件として提示しています。
つまり、筑波メディカルセンターは、自らに都合の悪い情報を外部に漏らさないこと、これだけがこの組織にとっての至上命題なのです。
司直の手にかかった小林さんの事故や酒井さんの事故、示談もぜずに提訴をした本件のように、否応無しに情報が公開されてしまった件については、徹底的に過失を
否認し、被害者や家族に二次的三次的被害を与えようがお構いなしで自己防衛に固執する。これが筑波メディカルセンターの実体なのです。
最近になって、筑波メディカルセンターを離職した今回の事故の執刀医より、一通のメールが私宛てに届きました。
「誤解はしないでほしい」という言葉と共に、事故を起こしたことについての反省、離職に至った経緯も事細かく書かれていました。
私がご遺族から伺っていたこととまったく同じ内容。つまりこの執刀医の言葉には何ひとつ嘘はない。と、私は判断いたしました。
執刀医がご遺族の求めに応じて、会見を開き事実の公表をするべきだと病院側に働きかけていたにもかかわらず、病院は執刀医の意見を無視して事実を隠そうとした。
根深い隠ぺい体質に嫌気がさした執刀医は、ご遺族の要求に応じない筑波メディカルセンターを見限って離職した。これがこの事件の真相です。
この執刀医の噂は私の耳にも届いていました。
「筑波メディカルセンターは、この執刀医のいる心臓外科とICUだけでもっていると言って過言ではない。」
この噂を耳にしていたからこそ、真相を知る以前の私は、結局は病院のホープも責任を放棄して逃げたのだと誤解していました。
ところが、事実は私の解釈と180度違い、この執刀医は異動した先からもご遺族宛てに心からの謝罪の手紙を送っておられた。
勤務する大学の医学生に対し、自分の起こした事故を公表し、教訓とするべく教鞭をとっておられる。
私の誤解により間違った情報を発信し、執刀医に対し多大なご迷惑とご心痛を与えてしまったこと、ここに伏してお詫び申し上げます。どうかお許しください。
第一報を流した朝日新聞の記者だけを排除し、集まった他社の記者に「家族が公表しないでくれと言うから公表しなかった」などと平然と嘘八百を並べる。
この事故を闇に葬ろうとした張本人こそが、筑波メディカルセンター院長の石川詔雄なのだ。医師として以前に、こいつは人としてどうかしている。
本件事故でも、執刀医とされている幸田圭史の替え玉を演じ、市民健康講座では客集めのために善人ぶって筑波メディカルセンターを宣伝する。
組織のトップが狂っているのだから、おのずと組織全体がどのようなものか推して知るべしということだ。