オイル添加剤



エンジンオイルやミッションオイルに混ぜて、

オイル本来の性能以外の効果を狙い、

しいては、

パワーアップやポテンシャルアップを期待する・・・

それが添加剤です。

カーショップやオートバックスなどの量販店でも、

いろんな種類を見かけます。



以前より、ぼくは、

オイル添加剤大好き人間でした。

オイル交換には、添加剤を入れないと気がすまない・・・、

オイルだけじゃ、ダメだ・・・、

とにかく、なにか入れないと嫌だ・・・、

自称、添加剤のプロであります。




近所では常連の「幻ラーメン」、

お店の人も、ぼくの顔を見ると、

「お、また来たなっ!」

そう思ってるに違いありません。

表情で分ります・・・。 ( ̄ー ̄)

ぼくの定番のオーダーは、

「ワンタンこってり大盛り 味玉」

これです!

そして、さらに、

胡椒(こしょう)をドバー!

ラー油をドバー!

ゴマをドバー!

高菜(たかな)をドバー!




マイ幻スペシャル! ( ̄ー ̄)




お店のメニューであって、

お店の定番ではない・・・・。

オリジナル満載のラーメンにしてしまいます・・・・。




やっぱ、何か入れないとね・・ (ちゃーーんとアコム 風)




こってりとしたスープにラー油とコショーの辛味がベストマッチ、

高菜(たかな)は、決してスープにダイレクトには入れず、

モヤシなどの上にそっと置きます。

高菜の味がスープに溶け込むと、

微妙なこってりのバランスが崩れて辛口(塩辛い系)となり、

これは、ぼく的にはNGだからです。

ラーメンには入れますが、

別の、そう・・・、前菜として食べるタカナ。

その状態で、まずは、高菜からいただきます。



脱線・・・、

また、いつもの脱線・・・。

「食」の話になるとつい・・・、

失礼いたしました・・・・  m(_ _)m



お話は、戻りまして、

この添加剤の類(たぐい)・・・・

最近では、オイルそのものがその性能を上げ、

わざわざ添加剤など入れなくても大丈夫では・・・?

と、思うようになりました。

そして、自分自身でも、以前のようには使用しなくなりました。

自らがそうですから、

当然、お客さんにお奨めする機会も減り、

「添加剤大好き人間」は、

「添加剤嫌いじゃないのよ人間」に変身となったのです。



添加剤を使わなくなった理由は、

オイルの性能アップ以外にもありました。

某添加剤(自社カタログでは、絶賛の・・・)を使用した際、

しばらく後から、エンジンノイズが大きくなり、

「吹き上がりも変?」と感じるようになり、

それからしばらくして、エンジンブロー!

という苦い経験をしてしまいました。

添加剤にその原因があると断定することはできないのですが、

それまでまったく正常だったエンジンのコンディションが

それを境にに不調を訴えるようになり、

そしてその結果がブローだったために、

ぼくの中では、

「やっぱ、コイツ、怪しい・・・?」

みたいな・・、

そんな思いを完全に打ち消す事はできませんでした・・・。



ところが、最近のことですが、

リオ常連のキックとのやり取りで、

久々、

「添加剤・・・、もしかしていいじゃん!」と、

再認識する出来事が発生しました。

それは、サーキット走行を数日後に控えたキックとの会話から始まります。



キック 「あのさ、今度、美祢サーキットの走行会に行くじゃん。」

リオ主 「3日後だよね。美祢サーキットは、今回で走れるの最後だから、がんばって走ってきてよ。」

キック 「うん、だよね。サーキットが無くなるのは残念だけど、でも、仕方ないね。」

リオ主 「お金が絡む事だからねぇ・・・」

キック 「でさ、考えているのがオイル交換なんだよ。」

リオ主 「オイル交換・・・?」

キック 「前にオイル交換してから、1000キロちょっとの走行距離なんだよ。」

リオ主 「ふむふふ・・・」

キック 「交換するのが理想なのは分ってるけど、もったいないじゃん。おれ、お金ないし・・・」

リオ主 「ぷっ!確かに・・・。」

キック 「でもさ、サーキット前にはやっぱ交換したいじゃん。」

リオ主 「確かに・・・」

キック 「でさ、どーーーしようかなぁぁぁ・・・、とか思ってさ・・・。」

リオ主 「そのまま交換しなくても大丈夫だと思うけど、じゃ、添加剤でも入れてく?」

キック 「ん?添加剤?」



そこで、久々、「添加剤」という言葉が登場しました。

なぜに、今になって、突然の添加剤なのか・・・、

その理由・・・・、

それが、そこにあったからなのです・・・。



この添加剤、

比較的最近、メーカーがキャンペーンと称してお店に持ってきました。



キャンペーン・・・。

話がまたまた横道に反れますが・・、

実は、ぼくは、個人的には、この「キャンペーン」と言う言葉が嫌いです。

こちらからの期間限定の思惑で、

信念や根拠もなく品物を販売するように聞こえるこのキャンペーンの持つ響き・・・。

「今は、これ売りませう!」

って・・・、なんか違う・・・・。

違うと思うのです。

「良いからお奨めしたい。」

そのためのキャンペーンならともかく、

販売サイドの都合が、商品の本質を越えてはいけません。

しかし、この添加剤、

個人的には、もう20年前から何度か使用し、

自分なりの信頼性と効果を確認していました。

「添加剤かぁ・・。最近は使ってないよなぁ・・・。」

と思いつつ、

加えて、メーカー側の商品説明や効果の実例などを聞くと、

以前よりさらに性能を上げてる様子。

それゆえ、

「じゃ、いいよぉーーー。」

と、お店に置く事を快諾したのです。



今から約20年前、

この添加剤のメーカーの人が、

販売のために、

当時、ぼくが在籍していた自動車ディーラー(マツダ系)にやって来ました。

その時、彼らは、検査用の機械を持ってました。

どうやら、それによって添加剤の効果を直接、目で見せるのが来店の主旨のようでした。

そのマシーン・・・、

モーターで回転する直径10cm、厚みが2cmほどの金属の円盤と、

それに、金属の棒をこすり付けるような構造でした。

棒は、バネばかりでひっぱりながら圧力をかけるため、

どれくらいの力が棒から、回転する円盤に加わっているのかが分るのです。



実験開始です。

まず、回転する円盤に棒を押さえつけます。

どんどんと力を加えて(バネばかりを引っ張って引っ張って・・・)

やがて悲鳴のような金属音とともに、円盤は摩擦に負けて回転を止めました。

その数値をチェックします。


今度は、オイルの入ったカップを金属の円盤の下部に取り付け、

三分の一ほど、オイルに浸かるような状態から、

円盤を回転させ、表面にオイルがいきわたる状態にし、

先ほどのテストを再開します。

すると、オイルの潤滑性能による摩擦低減の効果で

静止に必要とする力は大きくなりました。


一般的なエンジン内部の数ヶ所、

特にカムシャフトとロッカーアームの関係は、

まさに、これと同等な関係のはずです。


ここで、この添加剤のメーカーの人から、

テストのために使っているオイルを、

メーカーから持ち込んだ物ではなく、

普段、こちらが使っているオイルを使用し、

特にグレードが上の物(自慢の一品)での実験への変更の提案がありました。

確かに・・・、

これからテストがどの方向へ進むかは不明でも、

ベースになるデーターがこちらが使っているオイルであれば、

比較も容易であるのは間違いないです。

(性能が悪いオイルでスタートして、アップ度を誇示するインチキの可能性も考えました・・)

そこで、一番高額なオイルをそのカップの中に入れて再度テスト。

すると、それまでより大きな力を加えた時に、

限界のポイントがあることがチェックされました。

結果は、先のオイルよりは上。

やはり、高額なオイルには、それなりの性能があるようです。

お奨めのオイルだっただけに、安心しました。


ところで、ここからが、添加剤の登場、

本題です。

その添加剤をスポイトで数滴、そのオイルに加えて後、

先の実験を行ったところ、

なんと、バネばかりの限界まで力を加えても、

円盤は、音もなくまわっているのです。

これには、正直、驚きました。

ここまで摩擦が低減されるものなのかと・・・。

しかし、もっとすごかったのは、ここからで、

その後、オイルの入ったカップを取り外し、

また、円盤と棒、どちらの布でオイルをきれいに拭き取り、

ドライの状態での再実験で、

バネばかりの限界まで力を加えても、

円盤は、そのまままわっていたのです。

オイルが無い状態で、

オイルが有る状態より摩擦が下回った事になります。

この現象が、実際にエンジン内部で実現できた場合、

当然、パワーや耐久性にプラスの影響が出る事は間違いないでしょう。



ぼくの、「添加剤大好き魂」にメラメラと火がつきました。



ところで、この添加剤の類(たぐい)ですが、

使用する前に、注意すべき点があります。

先のような摩擦に対する実験結果は、

自動車に限らず機械部品に対してはプラスの効果を期待できると思うのですが、

エンジン内部では、高い圧力や熱などによる過酷な環境が存在するため、

例えば、突然、毒性の高い物質に変化し金属を腐食させたり、

また、いきなり個体となってオイルの通路を塞いでしまったり、

オイルの品質を悪い方向へ変化させる「悪性」の存在が、

絶対に皆無であるとは言い切れません。

プラスの面だけではなく、リスクも検討する事がとても重要です。



実は添加剤大好き人間のわたくちは、

それがために、以前、GTRのエンジンを一基、壊してしまったことがありました。

文頭に書いた事件は、コレです。

雑誌でも盛んに宣伝していた某オイルと添加剤を、

ある日、

某メーカーの某営業マンが持ってきました。

そして超お奨めするのです。

なんでも、セラミックとか入ってて、

パワーアップ、燃費向上、耐久性アップ、などなど・・・。

それまで添加剤の使用で悪い経験をした事がなかったので、

すぐに、購入&注入したのですが、

その数日後、高価は、RB26DETは、逝ってしまいました・・・。

(修理代、すごかったですよ・・・)



どうやら、危ない添加剤も世の中には存在するんだ・・・、と

現実を実感した瞬間でした・・。



ちょっと違うお話ですが・・・、

先の添加剤とは違う某メーカーのオイルの代理店も、

同様にショップで実験を行い、拡販努力をしていました。

実験の内容は、先のモノとは違い、

こちらは、「泡」についてでした。

そのメーカーの理論は↓です。



オイル内に泡が発生すると、

その部分は、空気になり、オイル本来の性能の低下にもなり、

しいては、エンジンにダメージを与えかねない、

このメーカー、かなりこの「泡」にこだわりを持っていました。

「泡」・・・、

それが性能や問題のすべてでは無いにしても、

泡がでにくい事は、良い条件のオイルのひとつであり、

確かに、それは否定できなり理論だと思いました。

実験の内容は、きわめて簡単で、

オイルを大きめの容器に入れて、

料理で、卵白を泡立てるための電動のマシーン・・、

あれで、ブイーーーンとやるわけです。

実験に使ったすべてのオイルは、

泡だらけになり、容量がアップしましたが、

(泡立て器を使うのですから、当然ですが・・・)

このメーカーが持ち込んだオイルだけは、

なんと回転するこの機械を、

まるで、生き物のようにまとわり付くように昇ったのです。

さらに、泡立ちは、ほとんどゼロ・・。

「これは、すごいっ!」

感動しました。

これなら、ミッションやエンジンに使用した際、

各部品に貼りつくように保護してくれるに違いないっ!

さらにメーカーの人の説明によると、

原料になるオイルは、油田でも、限定されたところかしか採取されず、

最高の性能のモノであると・・・。



無敵のオイル!



しかし、このオイル、実はかなり高額・・。

でも・・

でも・・、この実験を見た後では、

もはや、他のオイルは、眼中にはなく、

さっそく、購入!

即、エンジンとミッションに使用してみました。



そして・・・・、結果。



まったく良さがわかりましぇーーーん。

ミッションのシフトフィーリングが良くなるわけでもなく、

ギア鳴りが、多少でも改善されるわけでもなく、

エンジンも普段と同じ・・・。



「いいオイルなのか・・?ホントにいいオイルなのか・・・?」



疑惑の念が、

チラチラと・・・、

チラチラと・・・浮かび始めました。



一般にトラブルは、それが発生して初めてトラブルであり、

発生する前に未然に防いでいたとしたら、

その効用は、知られることはありません・・・。

それが、体感できないレベルであったとしても、

分らないところで耐久性などに大きく貢献していたとしたら、

それは、当然、優れものであり、

短期間での自己判断で、NGを出すのは早計というものでしょう・・・。


が・・・、


それでも・・・、


フィーリングでも、油温でも、油圧でも、

普段とまったく同じ・・・。

これは、

いかがなものかと・・・・。



これは・・・

「高すぎてとてもお客さんに薦められるもんじゃない」

それがぼくの判断でした。

結局、それっきりだったのですが、

先日、某GTRオーナーが、

某ショップで、これと同じオイルを薦められ、使用後、即ミッションブロー。

これも偶然?・・・と思いつつも、

やはり、関連の可能性を内心完全には否定できませんでした・・。



ある実験の一例だけを見て、

総合的に高い品質であると判断するのは危険、というお話です。

後日談ですが、

リオのお客さんで、工業製品の試験を仕事としている人に

この、回転するパーツに生き物のように昇っていくオイルの話をしたところ、

すべてのオイルをそのような性質にする液剤が存在するとのことでした。

彼の談では、

「その現象だけなら、どんなオイルでも、ほとんど可能です。」

とのことで、

まさに性能の一端のテストであって、

それを見て、「すごいっ!」と驚いてしまった自分の知識と経験の無さはアウトです。




キックとの会話・・・・。 

予算が無いこともあって・・・

予算が無いこともあって・・・

予算が無いこともあって・・・

予算がじぇんじぇん無いことが一番の理由で!

まだまだ新しいオイルはそのまま使用、

もったいない!

この度は添加剤だけにしよう!!!


そう決定しました。


そこで、キャンペーンの添加剤を、ドバドバをエンジンに注入し、

オイルフィラーキャップをしっかりとしめて

エンジンスタート。

アイドリングで、しばらく待機しました。


この措置は、メーカーの人からのアドバイスです。

早く効果を出すためには、

注入後、すぐにエンジンを始動し、約10分、

それから、できれば50km以上の距離を普通に走行、

だそうです。


そして、翌々日の、会話


キック 「なんかさぁー、エンジンがとても軽い感じなんだよぉー。」

リオ主 「ふーん・・、どーしてだろ・・・」

キック 「どーしてかねぇ・・・。」

リオ主 「ちょーしいいんだから、いいんじゃない・・・。」

キック 「だねー。でも、すげー違うんだよぉー。」

リオ主 「ふーん・・・」





キック 「あっ!」

リオ主 「あっ!」



「添加剤だっ!」




オイル交換と同時に注入した場合は、

どちらの性能が主であるのか不明ですが、

今回のように、1000km以上使ったオイルに、

添加剤だけをドボドボ入れて違いがあれば、

間違いなく添加剤の効果であると考えて良いでしょう。

しかし、変です・・。

ぼくが、以前、

そう10年以上前にこの添加剤を使った際には、

こんな即効性はありませんでした。

注入して約3000km、

そろそろオイル交換の時期が近いかなぁ・・・、

オイルもだんだんと痛んできた感じだなぁ・・・、

と、そんな風に感じ始める頃に、

突然、調子が良くなってきたのです。

入れた当初は、まったく違いが体感できず、

「この添加剤、ダメかも・・・・」と早計な判断をした記憶は鮮明です。



さっそくですが、

効果が予想外に早い時期に現れたことに関して、

代理店に問い合わせてみました。


「こんなに早く効果って、出ましたっけ・・・?」

すると・・・

「それは、いつ頃のお話でしょうか?」

と聞かれ、10年以上前の・・・と答えると・・・

「10年以上前・・・・?」


笑われました・・・。

そんな以前から、まったく進歩しない製品などありません・・、と。

あの当時とは、かなーり違います・・、と。


なるほど・・・、

ぼくの中だけで、時間が止まっていたわけですね・・・。



ところで、この添加剤ですが、

メーカーの話では、

本来は、自動車用に作られたものではないそうです。

その使用目的は、「工業用」。

ドリルや旋盤などの切削時に効果を発揮する溶剤だったようです。

精密機械の分野では、

100分の数ミリの穴が必要になるようなケースでは、

その加工の際、

ドリル刃の先端が切削しつつも先が消耗することで、

太さが変化し、ぶれて、穴の均一性に欠ける状態となるそうです。

そこで、この消耗を防ぐために開発されたのがこの溶剤だったそうです。

そして、金属の摩擦が低減し、摩擦抵抗も下がるのであれば、

エンジンにも使用可能なのではないか?と発案され、

内容が改良されて、今に至っているとの事です。




オープンにはなっていない情報ですが、

この添加剤は、GT500レースのある有名なチームでも使われています。

当初、スポンサーの関係で、

添加剤のメーカーからテストのオーダーがあったそうですが、

チーム側は、使用に関して難色を示したそうです。

実際、レースの世界では、

こうした添加剤は、あまり受け入れられないことが多く、

なぜなら、前述のような粗悪な物も存在し、

たった一本の添加剤で、高価なエンジンがブローした場合、

その損失は大きく、

もし、レースをリタイヤなどした場合には、

計算し難い損害が発生する事となります。

しかし、メーカー側の強い要望もあり、

テストレベルで、まずは、ミッションでの使用をスタートし、

ハードな状況でも、特に問題が出ないばかりか、

プラスのデーターが確認されたため、

そのままレースで使用、

そして、他のチームに比べての故障率の低さが確認され、

使用は定番化されたそうです。

この話から、

マイナスの面を持つ粗悪な要素を持つ製品ではないと思いました。



こうなると、この添加剤、

「お奨めの一品」であります。

故障などの悪影響の可能性もなく、

プラスの効果は大きく期待できるのであれば、

ナイスな製品だと考えても良いようです・・・。

一般の価格で、リッターが¥3000を越えるようなオイルに

さらに添加することで、より上の性能が体感できたことは、

まだまだ添加剤の介入できる領域があることを

この最近になって再認識した次第です。



興味のある方、

ご相談下さい。  

























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