| 2、つわり・妊娠悪阻 |
| 妊娠すると大半の人につわりの症状が起こります | |||||
| 月経の遅れから「もしかしたら妊娠?」気づき始める頃、同時に胃の不快感や吐き気を伴うつわりの症状が出始めます。つわりは程度の差こそあれ、ほとんどの妊婦さんが体験するものです。主な症状としては悪心や吐き気、嘔吐、倦怠感、頭痛などがあります。その程度は人によってかなりの違いがあります。 平均的につわりは妊娠4〜6週頃に始まり、12〜16週ごろまでには終わるといわれています。そして一番つらい時期は7〜9週ごろのようです。ただし、これはあくまでも一般論。時期や程度には個人により差ああります。10週ぐらいでおわる人もいれば、あかちゃんが生まれる寸前までつわりが続いたという人もいます。一方、妊娠中、まったくつわりを感じなかった人もいれば、つわりの間じゅうなにもすることができず寝こんでいた人もいます。 |
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| 原因は妊娠そのもので身体が適応できないため | |||||
| では、どうしてつわりが起こるのか、原因については今のところはっきりとしたものがわかっておりません。有力な説としては、妊娠すると子宮の中にできる絨毛からhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが多量に分泌されます。このホルモンは妊娠と同時に急激に増え、妊娠10週頃にピークを迎えます。やがてその後は分泌量が減少し、12〜16週には落ち着いてきます。どうやら、このホルモンの分泌時期が、つわりのひどい時期と重なる為、身体の機能が一時的に混乱を起し、嘔吐中枢を刺激してるのではないかと言われています。 また、人間には体の中に入ってきた異物を排除しようという働きがあります。妊娠も母体が胎児を体の中の異物とみなし、つわりもそれに対するアレルギー反応の1つとも考えられています。 つわりは個人差があるものですが、精神的なものも強く関係します。たとえば、実家に帰り、気兼ねなく気ままに暮らしていれば元気になったり、入院をするだけで気分が楽になる人も多いようです。環境や家庭関係、赤ちゃんに対する思いなどが、自律神経のバランスを乱し、いわゆる自律神経失調症となるのではないかといわれています。 こうしたさまざまな説が言われていますが、多くの場合本当につらいのも1ヶ月前後で治りますから、あまり心配をすることはありません。つわりは妊娠したからこそ、起こるもので、これらの妊娠生活の第1関門というべきものです。いずれ時期がくれば、楽になると信じて乗り越えて行きましょう。 たとえつわりが長引いても、何か好きなものを口にすることができ、定期検診で赤ちゃんが順調に育っているようであればとくに問題はありません。 つわりがひどくて、体重も増えず、赤ちゃんにきちんと栄養が回っているか心配という妊婦さんが多いようですが、この時期に栄養は心配する心配する必要はありません。赤ちゃんへの栄養はお母さんより優先的に回っていますので大丈夫です。 |
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| 食べたいものを食べ、水分補給をしっかりと | |||||
| まず、つわりでつらいときは、栄養のバランスなどは気にせずに食べられるものを、食べたい時に、食べられるだけ食べましょう。つわりのことを英語で「モーニング シックネス」といいますが、これはとくに、朝起きた時の症状がつらいため。とりあえず、胃の中をおちつかせる意味で、クラッカーやビスケットなどを口にして、朝の準備をすすめましょう。 水分の補給も大切ですから、牛乳や麦茶、氷など好みのものをとりましょう。おなかがすくと気持ちが悪くなりがちです。口当たりの良いものを食べていきましょう。つわりのときには果物が好まれるようですが、これも個人差があり、オレンジがダメでもトマトは大丈夫だったというように、食に対する好みや傾向にも変化が見られます。食事も無理に食べようとすると、そのプレッシャーで余計に気分が悪くなったりします。ずっと家にいて、つわりのことばかり考えていると。これもまた、よけいにつわりがひどく感じられるでしょう。 食欲がなく、食べるのもつらいときは、とくに料理がつらいもの。夫との外食もいいと思います。自分で作る料理は食べられなくても外食ならなんとか食べれたという人がいるもの、それほどつわりが精神的な影響をうけやすいということでしょう。 上手な気分転換もつわりを軽減するよう方法です。お友達と電話で話したり、赤ちゃん用品の買い物にいったり、ちょっと近所への散歩も、けっこう新たな発見があるものです。 働いている妊婦さんにとって、つわりはたいへんかもしれません。通勤は時差出勤ができればそれがいちばんのぞましいのですが、難しいようであれば、ラッシュのピークを避けたり、途中駅で休みながら行きましょう。また、電車の中ではアメをなめたり、音楽を聴くなど、自分なりの気分の紛らわし方を探してみてはどうでしょう。 |
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◎妊娠悪阻の症状
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生理的な範囲を超え病的な状態が妊娠悪阻 つわりはやがて治るもの、妊婦さんならだれでもが経験するもの、とはいってもつわりの症状が非常に重くなり、生理的な範囲を超えた病的なつわりを妊娠悪阻といいます。嘔吐を繰返し、治療が必要になった状態を指します。 症状の度合いには3段階あり、1期は頑固な粗悪・嘔吐を繰返す状態。2期は嘔吐に加え、代謝異常による中毒症状がでてくる状態。3期は脳神経症状なども出てくる状態です。3期まで症状が悪化すると、母体が危険な事はもちろん、御な化の赤ちゃんが死亡して、流産となる場合もあります。 いちばん深刻なのは、食べられないのに吐いてばかりいるために起こる、脱水症状です。そのまま症状が悪化すると、全身の機能が低下して行くので、水分や栄養補給のための点滴をします。ときには環境を変える意味でも入院して治療に専念する場合もあります。 自分の体に現れたつわりの症状が心配の無いものなのか、あるいは妊娠悪阻として治療が必要なのかどうかは、次ぎの事項をチェックしてみましょう。 ●ほとんどなにも食べられない。 ●起きているとフラフラする。 ●体重が妊娠してない時と比べ5Kg以上減っている。 ●日常生活に異常をきたし、終日横になって吐いてばかり。 このような症状が一つでも見られたら、主治医に相談しましょう。診断の結果、入院治療が必要化、通院治療になるのか、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。 |
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