千年女優 〜感想文〜




千年女優【原題】
監督:原案:脚本:キャラクターデザイン:今 敏
色彩設計:橋本賢
声優:荘司美代子 小山茉美 折笠冨美子
アニメーション 2002年 日本
【あらすじ】
幻の大女優・藤原千代子は30年前忽然と銀幕から姿をけし、ひっそりと人里はなれた竹林のなかにすんでいた。
彼女のもとに古びた「鍵」をもってドキュメンタリーをつくるべく、映像スタジオの立花・とカメラマンがやってくる。
その鍵を千代子が手に取ると、あたかも鍵が記憶の扉を開くように、千代子は波乱万丈の人生をかたりはじめる。
立花たちはときに千代子の回想に入り込み、置き去りにされ取材をするのだが・・・。
女学生時代の千代子は官憲に追われる男を家の蔵にかくまう。
そして千代子は初恋とも呼べぬ淡い思いをいだいたのだった。
だが、軍国主義がその二人を引き裂いた。
千代子は残された男の大切な「鍵」を携え、再会を信じ、時代をかけぬける。
そう、戦国の世、幕末、鹿鳴館、明治、大正・・・。過去・現在・未来。

【感想】
とにかく美しいアニメーション!絵ではないかのようなリアリティーと幻想の世界。
全編にわたり日本の美しい色がおりなされています。
グレイッシュがかった藤色、桃色、アクセントカラーとしての赤。
(色彩設計という枠がアニメーションの世界にはあるのですね。知らなかった)
そして軽快なテンポで展開する幻想的なストーリー、カメラワーク?も絶妙。

この映画は筋でみるものではないなと、千代子の純真なひたむきさと エゴ。
そんなものが織り交ぜられているのかな。
ダレカにめぐり会うのは人の一生だけではまかないきれないのかも。
日本の輪廻転生感もたくみに織り込まれている、新しい幻想アニメーションでした。
最後は切なくって泣いちゃいました。
あ!海外のひとにみてもらいたいですね。
海外へのお土産になんていかがでしょう?