平成1541日発行

小竹地区残土埋立反対協議会 会長 南平 哲郎                               

   残土埋立反対協議会報告    NO.4

━ 水と環境を守るために ━

■□ 小竹地区ニュース □■   3月30日に開かれた小竹区総会で、平成15年度の区長として秋山辰彦氏が選任されました。この総会において公徳社社長、区三役、各組長、ならびに16名の委員等小竹区全域から参加する合計29名で構成される「小竹区残土埋立て反対実行委員会」があらためて結成されました。こんご埋立て反対の強固な組織となります。








 フォーラム開催◆
平成15年3月21日 午後2
於:志津コミュニティーセンター

佐倉市における飲料水の65%は井戸からの取水です。私たちユーカリが丘住宅地のすぐ近辺にも7本の井戸があります。今、この近く「小竹」地区に残土埋立計画が進行しており、1丁目自治会長にお願いし、215日に反対協議会を立ち上げさせていただきました。これまで、小竹地区住民組織の反対運動に協力して、ユーカリが丘地区連絡長協議会12,284名の署名を集め関係機関に陳情してきました。この経過を踏まえて、私たちは役割を2つ決めました。
 1、 小竹地区の残土埋立反対運動を側面から支援する。
 2、 ユーカリが丘住民の方々に、残土埋立により、どんな問題 が起こる可能性があるのか、もっと正しく理解し、お知らせ する
このような役割から会の発足以来、約1ヶ月間活動を続けてまいりました。  会長 南平哲郎 氏
本日のフォーラムは「残土埋め立ての実態」、「地下水汚染への影響」につい
て知っていただくため企画いたしました。



 ◆基調講演・残土埋立ての実態◆

要旨:「昨今、一般廃棄物や産業廃棄物に対する度重なる法規制の許可に伴って、規制逃れのために、残土に一般廃棄物の灰や産業廃棄物を混ぜたものを「残土」と称して違法に埋立て処分するケースが急増するようになってきたこと。そして、これまでは残土によって野放図に埋立てや盛土等がされてきた谷津田や山間地が、そこに生息している貴重もしくは多様な生物種の保全や、「里山」に象徴される自然景観に対する保全意識の
高まりなどから、残土処分に対する法規制のニ−ズが高まってきたこと」。千葉県弁護士会から千葉県残土条例改正に関する意見書を「堂本暁子
知事」宛に提出している現状なども紹介しながら講演されました。
その他、木更津市草敷の平成新山と言われる産廃の山の記事紹
藤原寿和 氏(フジワラ トシカズ)東京都環境局   介、千葉県こどもの国と「山倉ダム」の近くの谷津田への
職員、残土・産廃問題ネットワークちば代表  生々しい不法投棄の様子(夜10時から朝方4時に集中してキラキラ
                      光る産廃を棄て覆土してしまう)例も紹介されました。
また、環境省の井戸水・地下水の調査報告より、千葉県は全国で汚染物質が見つかった検出率は
光る産廃を棄て覆土してしまう)例も紹介されました。また、環境省の井戸水・地下水の調査報告より、千葉県は全国で汚染物質が見つかった検出率は1位であったそうです。先生は、対象となった井戸の所有者等に環境省が報告されているのかどうかを心配されておられました。


 ◆基調講演・地下水汚染◆

要旨:「土壌汚染対策法、水質汚濁防止法、廃棄物清掃法といった法体系は整備されてきてはいるが、これらの法律とて、持続的地下水循環の確立といった水資源利用の基軸に沿ったものではない。現法体系は地下水汚染保全といった中長期的問題は先送りしてもそのときの問題が行政的に解決できれば良いようでもある。その結果頑固な地質汚染は不良債権として地下に眠りつづけるのである。そして、この不良債権が癌を発生するように突如芽を出し、国民を不安に陥れているのである。水循環に至っては法体系も無い。」このようなことから、先生は埋立てに対して、広域圏(東京から千葉)ではなく、地域(佐倉市)から地域(佐倉市)間の埋立てであれば、浄化したものを埋めるようになる。現状のままい くと、人間は生きていけなくなることもあり得るということを講演されました。先生は20年前にユーカリが丘の深井戸 7本を学術的に許可された方でもあり  楡井 久 氏(ニレイ ヒサシ)
ます。このことから、特にユーカリが丘のことは心配されて   茨城大学理学部教授・理学博士、NPO法人
おられました。                       地質汚染調査浄化研究会理事長    


◆質疑応答◆

参加者からの主な質疑
 1.   土壌と残土、産廃の違いと水に対する影響について
 2.    実際に被害を被った方からの忠告
 3.     残土・産廃処理について事情に詳しい住民の方からの忠告
 4.     我町に残土埋立て予定があることを知らなかった。

左から司会・三宅洋一 氏(千葉大学工学部教授)、応答者・          
楡井氏、藤原氏、南平氏、高橋
豊氏(小竹地区住民)、
久保
浩氏(小竹地区住民

特にに上記3.の話の紹介
埋立業者は、「小竹は残土による農地と山林の盛土工事である」と言っている。それを無料で盛り土して
やるという。誰でも仕事をしていて無料でやる仕事などあるはずがない。押して知るべしである。


応答について

地下水脈は目に見えないが川となって流れている。ある地点で取水すれば、そこでは地下水圧が下がり周辺部から水が集まってくる。汚染物質はそれに乗って取水時点にやってくる。どの時点から水がはいるか、範囲はかなり広い。汚染物質の内でも放射性物質・有機溶剤は浸透が早い。ス−と浸透してしまう。六価クロムをはじめ、一般的には汚染物質が廃棄されても厚い地層を通って地下水に達するには長時間を要する。しかし、今回の残土埋立地は谷頭(やず)のすぐ上にある。谷頭は地下水脈が地表にでているところであり、そのすぐ上に汚染の恐れのある物質を廃棄するとそれが地下水に直接はいることになる。そういう意味で谷頭の上に残土埋立をすることは絶対に避けるべきである。


 質疑風景


尚、当日の参加者は140名であった。

                                   お問い合わせ先:ユーカリが丘 1-43-1 畠山(461-5131


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